中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

ライブイベント大入り大成功

 土曜日、上海は晴れ。丸一日地下に居たので外の気温は分からないが、暑かったのかな?きっと。
 さて、本日は弊社主催のライブイベントである。ワタクシは舞台監督&テック周りを全部見なきゃイケナイので何気に大変。まずはテック関連である。
 朝一から会場のバンダイナムコ上海文化中心大ホールに行って機材搬入〜仕込み。最近はIEM(イヤモニ)が主流なので先に電波系をシッカリ纏めるのが重要。会場の機材だけじゃ足りないから某業務用機材レンタル業者から借りた IEMと追加ワイヤレスをステージ袖に積み上げる。
 このアンテナを見るとイツモ金魚の尻尾を思い出す。こんなアンテナ一枚で9万円くらいするんだから業務用機器は一々高くて泣けてくる。

 そんな中、ラックの一番上に『ちょこん』とワタクシの BLXも乗っかっている。こんだけバリバリ業務用の高価なゴツい機材の上に乗ってるとオモチャみたいに見えるが、しかしコレが中々侮れないのですよ。この規模のイベントでも結構フツーに使えるのだ。

 今回はお昼の『第一部』ファンミーティングのラストにダンサーさん2名がお客様にダンスを教えるコーナーが有り、その1曲だけ急遽ヘッドセットが必要になったのだ。急だったため、時間的に間に合わないから日本側と相談して結局ワタクシの自前のワイヤレスヘッドセットを2つ使う事になった(先日修理しておいて良かった)
 今回、日本からミキサーさん(エンジニアさん)も乗り込んで来ているので、第一線で活躍するプロの技術を盗むべく!? リハの最中ずっと後ろで調整を見ていたが、ワタクシのマイクも結構良い音してて嬉しくなった。いやぁ BLX + PGAだってソコソコイケるじゃん! S/Nも悪く無いし、音質も指向性も全然問題ない。そりゃサスガにトラブルマージンをを考えたらトッププロのヴォーカルに…という訳には行かないが、エンジニアの技術さえ有ればコレでも全然イケる事が確認できて良かった。
 そして次は舞監業務。怒涛のリハーサルタイムである。日本の玄人さん相手のリハーサルは毎回非常に神経を使うので結構キツいのだが、しかし今日は2部構成であまり時間もなかったので、リハは夜の部のライブメインで昼のファンミ部分は立ち位置確認を中心にサラっと通して無事終了。
 客入れの時間になって、やっと一息。ふーっ。


 そして昼の部(ファンミ)は、細かいトラブルはあったものの比較的順調に進んで終了。
 その後は休む間もなく夜のライブに向けて準備。夜の部は椅子を全部ハケてオールスタンディングなのだ。準備完了して照明の直しだけ行ってあっという間に開場時間。お客様は大入り満員!ありがたや〜。

 二階席から見ると中々壮観である。

 そして夜のライブも大盛り上がりで終了。いやぁラストで感動して不覚にもちょっとウルッと来た。お客様も皆、頬を紅潮させて嬉しそうに帰って行った。大成功と言って良いんじゃ無いかな? 良かった良かった。
 終了後は怒涛のバラし作業である。楽器やらレンタル機材やらの片付けが有るので正直ココからがワタクシ的な本番?みたいな感じで有る。感動に浸ってる暇は無い(苦笑)
 ようやく全部片付けて出演者と共に打ち上げへ! この一杯がタマラん。この瞬間の為に頑張っている様なものだ。

 良い感じに盛り上がって深夜 0時半頃にお開き。いやぁ…長い一日だったけど、成功して良かった。今夜はゆっくり眠れそうだ。
 本日ご来場の皆様、本当にありがとうございました!
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