中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

牛肉麺の香菜抜き

 月曜日、上海は雨のち曇り時々小雨。気温は18度とまたまたチョット肌寒くなった。まーったく暖かくなったり寒くなったりジェットコースター的な気温が続く今日この頃。
 本日は夕食に食べた牛肉面の写真をば。

 中国ではラーメンは『拉面』と書き、つまり『引っ張る』麺という意味なので、ちゃんと職人さんがお餅みたいな麺の塊を両手で持って引っ張って一本一本細くして作っている麺である。この作業は機械じゃなくて殆どの店でホントに手で引っ張って作っているから驚きだ。
 そして一般的な牛肉面は、コレの上に香菜(シャンツァイ)と言って、いわゆる『パクチー』が山盛りに乗って出てくるのが当たり前の光景なのだが、ワタクシは中国に 13年以上も住んでいるクセに未だに香菜が苦手なので、オーダーする時は声高に『拉面!不要香菜哦!』と言うワケだ。すると往々にして周りに居る客がほぼ全員コチラを見るんだなぁ。「え?なにあの人、牛肉面から香菜とったら何も味がしないじゃない?ヘンタイかしら?」的な視線を浴びつつ食べるのが快感に感じる今日この頃。

 因みに中国で『牛肉面』と言えば、ほぼほぼ新疆だったり、兰州だったり、まぁ少々不穏な地域の名産だったりするので、上海で出店されているローカル牛肉面の店はアチラ系の方が経営されている店が多いのだが、男性は顔が濃くて眉が太いキリっとしてる人が多いし、女性はほぼ全員髪を隠す民族衣装的な服を纏っていて、どの店も何だかとても異国情緒に溢れていて楽しい。しかもコレが不思議な事に、どの店で食べても殆ど味が変わらないのだ。特にこのあっさりスープの成分が謎で、別に『特別美味しい!』という訳じゃないのに癖になる。
 値段もカナリ安くて(この店は少々高かったが)それでも一杯 10元(約160円)である。安い店だと 6元くらいで腹一杯食べられるんだなぁ。庶民の味方だ。
 さすがにお腹いっぱいになったので、雨もほぼ止んでいたし腹ごなしに mobikeで帰宅。

 やっぱりコレ便利だわ。以前にも何度か書いたが改めて簡単に説明すると、道端に放置してある自転車に貼って有る QRコードをスマフォのアプリでスキャンするとネット経由で自動的に鍵が開くので、そのままその自転車を借りて自由に乗って移動し、適当に家の近所にある道端に乗り捨てて鍵をかければ、自動的にアプリ上で清算される仕組みになっているのだ。30分乗ってもライト版ならたった 0.5元(約8円)しかかからない。運動不足解消にもなるしお財布にも優しい。お陰様で最近スコブル元気だもん。ありがたや〜!日本でも是非同様のサービスをお願いしたい。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村