中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

そしてイキナリ真夏日

 水曜日、上海は晴れ。気温はナント 32度! なんじゃこりゃ? イキナリ真夏日である。びっくりするほど暑い一日だった。建物の中の方が涼しい。

 今日、ウチの会社の後輩に頼んで買ってもらった耐熱絶縁ワッシャーが届いた。100個入り 1元(約16円)さすが中国!クソ安い!

 実は、先般失敗した开心果のベースアンプ修理で、何が原因で失敗したのかずーっと考えていて、最終的なワタクシ的な結論としては『原因はパワートランジスター(FET?)の絶縁不良しか有り得ない!』という結論に達していたのだ。そこでパワートランジスタ用の耐熱絶縁ワッシャーを購入したかったのだが、コレを中国語で何というかサッパリ分からず、仕方なく会社の後輩の某カンザキ氏(日本語堪能な上海人)に頼んでネットで購入してもらった訳だ。
 中国語ではワッシャーの事を『平垫片』と呼ぶらしい。後学のためにココに書いておこう。

 それと飛んでしまったヒューズ 220V-2Aのミゼット管も購入。

 そして仕事を午後 7時過ぎに終えてから、イツモの店に寄ってヒタスラ修理である。先日タカさんに代替品としてワタクシの小アンプを貸す際、ついでに修理失敗したこのアンプを(ワタクシ的な都合でいつでも修理できる様に)ココに置いて行って貰ったのだ。故に今日修理できるんだな。我ながらサスガ! まずは例によってアンプ部分を分解。しかしワタクシが機材を置かせてもらっているココ(イツモの店)はバーなので照明が暗いから結構苦労した。老眼にはツラい環境(苦笑)

 パワートランジスタ(FET)を止めているビスを全て外して、絶縁ワッシャーを耐熱樹脂製のコレに変更。実は前回バラした際、4つあるパトラ(FET)の内、3つしか絶縁ワッシャーが付いていなかったのだ。多分、製造の際に担当のおばちゃんが付け忘れたのだろう。寸法は比較的正確に組まれていたので、センターの軸からは浮いているのだが、ねじ込むと軸がズレるので「心配だなぁ…」と前回バラした時に少し感じていたのだ。故に先般『裸基板のままで問題なくて、全て組み込んだ途端にヒューズが飛んだ』というシチュエーションを照らし合わせると、どこかがショートしたとしか考えられないし、後から固定用に流し込んだ接着剤の抵抗値は∞だったので、こりゃもうヒートシンクにFETが触れちゃってる可能性しか思い当たる節がないんだなぁ…。そんな訳で耐熱絶縁ワッシャーを探していて、ようやく入手できたので本日修理してみた…というワケ。
 全部このワッシャーに交換して、飛んでしまったヒューズも交換して、恐る恐る火を入れる。。。。。すると!? じゃーん!

 ホラちゃんと電源入るじゃーん!素敵っす!念のため全部シッカリとネジ留めして組み立て直してから約 30分ほどギターを繋いで弾きまくった(コレはベースアンプだが店にはエレキギターしか置いていなかったので)が、全く問題なくスゲー太い音でシッカリ爆音で鳴るじゃないか。いやぁ嬉しいっす。めでたしメデタシ。
 せっかくなので自分へのご褒美としてマイヤーズラムなんか飲んじゃったりして。

 こうしてまた無駄な一日が過ぎて行く(笑) でも物事が上手く行くとそれだけでシアワセに感じてしまう単細胞なワタクシ。
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