中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

本番日2日目

 木曜日、上海は晴れ、気温は 18度。
 本日は某アーティストの上海公演 2日目である。セッティングは昨夜のままなので、朝はユックリだ。午前11時前に会場に入る。
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 そしてまずはピアノの調律から。この子は若いのに結構マジメに調律していく。中国の調律師は意外とアバウトなヒトが多いので、ちゃんと『ピアノが判るヒト』が見てないとサボるからね。なので敢えて真横に立ってジッと見続けて、一通り終わった時点でサラっと弾いてみせ、下から上まで幾つかコードを押さえていたら、「あ!すみません」とか言いながら自ら修正に入る。こういう所がマジメで宜しい(別に特に気になった所があったワケじゃ無いんだけどw)将来が楽しみ。
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 そしてサウンドチェック〜リハーサル。本日はリハの間、スペア用のイヤモニ受信機を借りてモニターしていたのだが、この PSM1000は音がスゲー良くてびっくりした。
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 色々と日本から来るアーティストの機材リストの中で、最近コレを指定してくるお客さんが増えてきたので「何故だろう?」と不思議に思っていたのだが(中国ではゼンハイザーが多いので SHUREのコレを扱ってる業者が少ないのだ(値段も高いしね))でも、音を聴いてみて納得。コレ、何というか『電波を通してる感じ』が全くしない。ちょっと高級なヘッドフォンアンプを通した様な、太くて素直な音だった。何よりダイナミクスが素晴らしい。ゼンハイは音量を上げていくとコンプがかかった様な音がするのだがコレは全然そんな事は無かった。ヴォリューム上げても飽和感は微塵も感じられず、全く潰れないし(耳が先に潰れそうだw)レンジが広いからと言って S/Nが悪いワケでもない。うーむ。なるほど。。。。思わず「ちょっと欲しいなぁ…コレ」って思ったのだが、あとで値段を調べてみたら 3万元以上(日本円で約50万円ちかく!)もするので諦めた。電波法の関係でコレばっかりは日本で買って持ってくるワケには行かないしね。。。
 さて、本番はさすがに2日目だけあって、色々な部分が改善されていて気分的に余裕ができた。とても良い感じである。
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 お客様も大入り満員。ありがたい。
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 そんなこんなで Day2も無事終了。修了後は怒濤のバラしで、終わったのは深夜 0時。いやぁ…疲れた。
 明日は移動日で明後日は深圳公演だ。この調子で頑張ろう!
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