中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

2日目も無事終了

 日曜日、上海は晴れ、気温は 16度。

 今日は昨日に引き続き、日本から来た某アーティストのライブ Day2の技術通訳サポート現場である。外は暖かいのに上海国家会展中心は相変わらずクソ寒い。昨日は一昨日の教訓からダウンジャケット 2枚重ねで挑んだため上半身は凌げたのだが、今度は足が寒かったので今日はダブルダウン+ダブルタイツで来てみた(笑) 結論から言うと大正解だった。冷蔵庫の中での作業?と言っても過言では無いこのホールではこのくらい防寒対策して丁度良いくらいだ。人間はこうして成長していくのだ(本番の時間帯はエアコンが入るので暑くて死にそーになるけどねw)

 今回の現場は、さすが声優アイドルグループだけあって諸々カナリ厳しく、アーティストが会場入りすると、本人達と関係無い写真でも会場内は『一切』写真が撮れなくなってしまうのでワタクシ的にはブログネタが無い(苦笑) モチロン肖像権を侵害するつもりは毛頭無いのだが、まぁ規則は規則なので、今日は今回の現場で気付いた、参考になる『良かった点』なんぞ。

 まずは、今回ちょっとしたミュージカル的なコーナーが有ったのだが、その際に使用していたサンプラー。どうやら Rolandの製品らしいが、物理ボタンは見るからに便利そうだった。(ウチらは普段 iPadの KLANGを使ってるので、慌てるとタマに『タップミス』をしたりする恐れが有るのだが、コレならそれは無さそうだ)

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 それとマニピさんが使っていたシステムが少し変わっていたかな。まぁ叩き用のソフトはフツーに ProToolsだったのだが、面白かったのは 1台は MacBook Proで、バックアップ用のもう一台が Mac Mini(多分最新版)だった事。
 普通は(今までの多くの現場では)大体 MacBook Proが 2台…という現場が非常に多いのだ。でも確かにコレだったら一台を手持ちのカバンに入れて、もう一台の Mac miniはバッテリーが入っていないのでスーツケースに入れられるじゃん!? なるほど〜!手持ちの荷物が軽くなるのはホント快適さが雲泥の差だものね。しかも通常のサイズのディスプレイなら現地で簡単に手配可能だし、最悪手配できなくても VNC等のリモートデスクトップを使えばバックアップマシンの画面コントロールは携帯からだって可能である。トランポ時のリスク分散の観点から鑑みても素晴らしい。う〜む、頭良いなぁ。

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 さて、肝心のライブだが、本日は Day2ゆえ、確認事項も少なくリハも短めで終了。 本番の開始時間も早く、ゆえに終了時間も早かった。いやぁ…睡眠不足の老体には助かるわ(笑)
 しかも今夜は(通訳組の我々は)特に打ち上げの参加も必須ではなかったので、関係者にご挨拶した後は、地下鉄が有るウチに早めに「そ〜っと」退散してきたのは言うまでも無い(笑)

 まだジムが間に合う時間だったのでガーデンホテルのジムに寄って大浴場だけ利用してお風呂にゆったりと浸かった後は、イツモの店に寄って一杯頂く至福の時間なう。(まさに今、一杯頂きながらコレを書いているワケだ。実に気分良い(笑))
 むかし誰かが言っていたが、やはりビールは 2杯目が一番美味しいね。

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 さて!コレで、怒涛の『大型イベント・サポート週間』が無事に終了したワケだ。まさか同じ週に 2018年の紅白に出演した日本の某著名アーティストの上海公演を『2組も』サポートさせて頂ける事になろうとは想像だにしなかった。実はこの 2つの仕事は、全く違う場所から『偶然』声がかかったものなのだ。ホントありがたい。

 2現場とも仕切りも運営も全く異なる会社だったのだが、2つとも日本の最前線に居るであろうクルーが 50人規模で乗り込みで対応した現場だったので、実に学びの多い 2現場だった。最新の日本の技術を目の前で学べる現場なんて、日本国内に居たら絶対経験できないものね。ワタクシはシアワセ者である。

 森羅万象に感謝。

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