金曜日、上海は晴れ。気温は 29度で暑くなった。昨日の日記でチョット涼しい？って書いたらコレだよ。梅雨って明けたのかな？良くワカランが。
朝は例によってドリルとハンマーの音で起床。不思議なのは工事の彼等は何故か朝一に限ってドリルやハンマーを使って、午前 9時になると止めて他の作業を始めるのだ。コレって逆に出来ないものかなぁ…。コッチは寝てるんだからサー（泣） ヒトの事は一切考えてないんだよね。この国の国民性？なのか、こういうのは何度言っても直らない。言うと「おー、ごめんごめん」って言うクセに翌朝同じ事をする。（っつーか別のヒトが来るから毎回言わなきゃイケナイ…というエンドレスループ）そんなワケでもう言うのは諦めて起きた。
昼前にフツーに出社してデスクワーク。相変わらず急ぎの仕事は無いので、今日は 15時前にはオフィスを出る。外は暑い暑い。例によって mobikeに乗って駅まで移動。最近この青い Hello Bikeのシェアが凄くて、ひょっとすると mobikeとシェアが逆転してしまったんじゃないかな？ と思う位だ。
13号線の淮海中路駅で降りてイツモの店の倉庫に寄り、機材を纏めてタクシーで LL Barに向かった。明日のライブの PA担当はワタクシなので、例によって前日乗り込みさせて頂いて色々と仕込ませて頂いた。明日はリハの直前まで別の仕事が入っているため仕込めないから今日やるしかない。
よく、ワタクシガやってる準備に対して『やりすぎでしょう』という声を聞くが、PAに限らず、照明や電飾や特効や舞台等々、音楽イベントにサポート側として携わる人間は、正直言って、どんなに頑張ってもギャラが変わる訳じゃ無いし、誰かが褒めてくれるワケでもないし、無駄に疲労するだけなのだが、ワタクシは個人的なポリシーとして、どうせ同じ事をやるなら『しっかり自分も楽しむ』事を考える様にしている。やはり仕事ってどこかで楽しんでないと自分がツラくなるし、ツラいと本来の自分の力を発揮できないと思うのだな。ビジネスの基本って『誰かが、誰かの能力を見込んで何らかの役務を頼み、結果に対して対価が支払われる』って事だと思うワケで、その『誰かの何らかの能力』が、もし本人の気分で『発揮できていなければ』そりゃその人は絶対に損をしていると思うのだ。
なので、ワタクシは自分の能力を最大限に発揮できる様に、無駄と思われるかもしれない様な!? 準備に対してもなるべく『楽しんで』する事にしている。そりゃ、こと『ビジネス』って考えると、価格を無視したオーバークオリティのサービスは競争の原理が破綻してしまうので決して褒められたモノでは無いが、ワタクシが生業にしているメインのイベンター業務の中で見てきた日本のトッププロのサポートクルー達は、全部『ちゃんと』やってた。それこそ「そこまでやらなくて良いんじゃ無いの？」って事までね。そこで淘汰されて残ってきたヒト達がプロで喰って行けてるのだと思う。だって『できる事』を『面倒だから・ギャラに見合わないから・やらない』っていうのは、少なくとも芸術的創作活動を支援する立場の人間は考えちゃイケナイと思うのだ。自分が出演者だったら、自分のライブに携わってるヒトに『面倒くせーなー』って思われていたらイヤだもん。サポートクルーって『サポート』が仕事だし、自分で敢えてその分野を選んで仕事をしてるワケだから、出演者が最高のキモチで演奏できる様にフォローして、その最高の演奏を見たお客様が一人でも多く感動する事。が仕事じゃない？ ソコに対して対価が支払われるワケだから、フツーの一般的なビジネスとは全然違うと思う。孫請けみたいなモノで、クライアントの顔だけ見てれば良いんじゃ無くて、実際にお金を出しているエンドユーザー＝お客様が見えなければ、先は無い思う。そこで何か些細な事でも『自分ができる』事ならば、やるべきだと思うんだな。
なーんちゃって？ちょっとマジメな話になってしまった。
ワタクシは本当に有り難い事に、このトシで所謂日本のトッププロの皆さんと一緒に仕事をする機会が多いので、アマチュアとの演奏環境の違いに愕然とする事が多々有って、でもそれは『実はチョットした工夫で出来る事』だって事に気付いたので、なるべく手を抜かずにしっかり準備してるだけ、ただそれだけなのだ（笑） それでも正解は無いから、日々自分が実験を兼ねて自分のノウハウを溜める為に頑張るのである！
そんなワケで本日完成したステージ。見た目は代わり映えしないが、色々仕込んでるので音は違うよ！今回のテーマは『位相と低音』乞うご期待（笑）
明日活躍予定の!? 秘密兵器たち
良いライブになる様に『楽しみつつ』最大限サポートしたいと思う。
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