中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

実機テストは大事

 金曜日、上海は曇り。気温は 11度。昨日晴れてたのにまたパッとしない天気に逆戻りである。しかも底冷えする寒さ。

 朝は例によってガーデンホテルのジムに寄ってお風呂で暖まってから出社。本来今日は土曜日の現場の仕込み日だったのだが、突然のキャンセルで明日の現場が無くなったのでスケジュールがマルっと空いてしまった。特に急ぎの仕事も無かったので、暇な一日である。
 そんなワケで来週の『今年最後の大型現場』の準備にいそしむ。

 そして 19時半頃に会社を出て、同僚と一緒に人民広場の北の方に位置する某所まで実機テストに行ってきた。来週の大型現場で Danteを使った 24ch同時マルチ録音が有るのだが、不肖ワタクシ Danteを使っての同録をやった事が無いので、イマイチ不安だったのだ。
 何せ Audio I/Fを使わずに LANケーブル一本で直接ハイビットレートの音声マルチデータを収録するので、ルーティングや IPアドレスの設定やら、きっと当日戸惑うに違いない。そんなワケで知人のコネを使って CLシリーズを持ってる業者の倉庫まで行って実機テストを行う。

 地下鉄 12号線の『天潼路』を降りて川を渡る。
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 この辺は初めて来たが、東京の墨田区とか江戸川区辺りの風情があって美しい。
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 そして某社の倉庫に到着。CL1とRio3224を Ciscoのスイッチングハブを経由してスター接続し、このハブから分岐して直接ワタクシの MacBook Proにイーサネットで接続する。
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 『Dante Virtual Soundcard』のソフトウェアを立ち上げて色々と確認するが、コレだけでは入力音声は Macには入ってこなかった。どうやら同時に『Dante Controller』というソフトも必要らしくコレをダウンロードして、色々とパッチを設定したら意外とサクっと音声が入ってきた。なるほど…こういう事ね。いやぁ…テストしておいて良かったわ。コレで一安心。
 どのくらいの負荷がかかるのか謎だが、デジタル転送なので劣化の心配も無いしメインマシンは多分コレで問題無いだろう。後はバックアップ機だな。バックアップは念のためフツーにアナログで出して、物理 I/F使って録ろうと思う。
 やはり実機テストは絶対必要。安心感が全然違うものね。
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