木曜日、上海は雨、気温は 7度。
今日も朝から冷たい雨がずーっと降り続いていた。雨で寒いので例によってチャンスである。ガーデンホテルのジムで 30分ほど泳いだのは言うまでも無い。そして大浴場にユッタリ浸かってから出社。
お昼頃に実家の母から国際電話が有り、何かと思ったら「ヨドバシカメラから留守電に何か入って居たケド、あなた何か頼んだ？」と言うじゃないか。そうそう！そういえば先般の一時帰国時にオメガの腕時計の修理をヨドバシに出していたのだ。忘れてた。
早速、こちらから Skype経由で日本のヨドバシに電話してみたのだが、話を聞くところによると、どうやら修理金額が予定より大幅にオーバーするらしい。なんと最低で 13万円以上だそうな。。。。え〜〜〜！？ なんじゃそりゃ？
いやいや、確かにスピードマスターは機械式クロノグラフだけど、ゼンマイが切れてるだけでそんなにアップしないっつーの。基本料金＋部品代でしょ？フツー。
機械式クロノグラフ（舶来）のオーバーホール基本料金が 6万〜7万としても、ゼンマイはせいぜい 1万くらいなので、8万＋手数料＋税でも10万以下になる筈。そりゃ『レマニア』等の高級ムーブならばゼンマイの香箱ごと換えたら部品代だけで 3万くらいかかるかもしれないけど、ワタクシのスピマスは『ETA』製の汎用キャリパー 7751だぜ？ 部品だって山ほど出回ってる 7750シリーズだぜ？ なんならコラムホイールじゃなくてカム式の廉価版だぜ？ 本体価格だって 30万以下なのに… ムーブメントを丸ごと買ったって 10万行かないのに…。交換手数料？っつったって、オーバーホールを頼んでるだから基本的に『全バラ』してグリスアップするでしょ？ だから部品交換だって手間は同じだから追加料金かかるワケないよね？ この値段、おかしいでしょ？知らないと思って足下見てるでしょ？（実際 8年程前にこの時計を別の店にオーバーホールに出していて、ゼンマイ交換しても 6万ちょっとだったのだ）
…という怒りに似た!? 感情が一瞬湧き上がってきたが、ワタクシこれでも一応『分別あるヲトナ』なので（笑）グッと抑えて、あくまでクールに丁寧に、こちら側の主張を訴えて、先方の見解を聞いてみた。
すると先方担当も何故か突然丁寧な口調になって（ワタクシ決して怒った口調で言ったワケじゃ無いですよ！w）「分解調査した所、最も深いエリアにあるゼンマイが切れており、私どもの修理工場では手に負えない…と判断した為、オフィシャルの『メーカー修理』に出す事になりました。メーカーはオメガですので SWATCHグループの総合メンテナンス工場です。いわゆるオメガが保証する『コンプリート・メンテナンス』に出す事になりました。従いまして、スピードマスターですと、どの機種でも『機械式クロノグラフ』カテゴリーの分解清掃〜修理に該当しますので、技術料の最低金額が決まっているためこの値段となってしまいます。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、決して我々の診断ミスや交換部品の価格に対する調査ミスではございませんのでご理解下さい」との事。
『最も深いエリアにあるゼンマイ』って…どんな時計でもゼンマイは一番下ですよ。ッツー事は、オーバーホールとは口だけで普段はそこまで分解しないのね…とか色々突っ込み所は満載だったが、担当の方も親身になって詳細部分まで色々と説明してくれたし、何なら別の方法（もっと安く上げる方法？的な？）も教えてくれたのだが、何だか段々この人が可哀想に思えて来てしまい、こっちが申し訳ない気分になってしまった。『別にクレイマーじゃないんだよ。納得いく説明が欲しかっただけなのさ、ごめんよぅ…』という心の声に押されつつ、結局長く話していても値段は変わらない事が判ったので、そのままココで修理してもらう事にした。彼だって『仕事で』やってるんだよね。知ってるよ、そんなこと。もしコレが『お客様をそういう気分に仕向けるための演技』だとしたら天晴だが、まぁイイや。数万しか変わらないなら次の帰国まで預かっていて頂ける手間賃として払う事にして、この金額での修理続行の指示をした。もし海外じゃなかったら一旦キャンセルして別の店に出すんだけど、ウチの実家の老いた母では煩雑なモノのやりとりは出来ないので『シンプル』にするしかない。
嗚呼…でも 13万円って iPhone 11が買える値段だぜ？…絶対ウチの奥さんには言えないわ（…ってこんなトコに書いた時点で終わってるがw）
さて、仕事は例によって退屈なデスクワーク。仕事上のトピックは特に無し。来週から春節なのだ。皆どこか『心ここにあらず』って感じである。そいや最近は外卖（出前）の時間も軒並み遅くなってきたなぁ。配送人達がみんな実家に帰ってしまってて、ヒトが減っているのだろう。
帰りの淮海路の周りも人が減ってきた。それにしても鬱陶しい雨だ。。。
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