土曜日、本日は旧暦で言うところの 2020年1月1日。つまり中国のお正月である。皆さま新年あけましておめでとうございます！
浙江省某所は雨、気温は 7度。上海で感じる温度よりもずっと寒く感じるから不思議だ。やはり屋内の温度が低すぎるのが原因だろう。コッチの人々は基本的に窓やドアを開けっ放しにする習慣が有るため、室内でもコートを着込むのが当たり前だし、円卓を囲んだ料理もあっという間に冷めてしまうから、出てくるものを皆こぞって奪うように食べる…という弱肉強食的なノリがあって面白い。当然ながら誰一人他人に気を遣ったりしないのだ。気を遣ってたら暖かい食べ物は食べられないものね。
昨夜の爆竹騒ぎから一夜明け、静かな朝である。こっちに来てからずっと雨なので天気はパッとしないが、中国の田舎は何となく風情があって良い。
お昼は親戚のおうちに移動してゴハン。基本的に正月はキャラバンの様に毎日アチコチ転々と回って食事をするのだ。
大体どこに行っても大体『白酒』を勧められる事が多いので覚悟していたのだが、なんと！今日はココに有ったこのワインが美味しくてカナリ幸せだった。コッチでマトモなワインが飲めることは滅多に無いからね。ラベルを見たらカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンだった。どうやら上海に住む親戚が持ってきてくれたらしい。いやぁ…素晴らしい。多分そんなに高級なモノじゃ無いんだろうケド、これ全然『有り』だわ。イケるイケる。中国のワインは酸っぱくて飲めたモンじゃ無いのだが、コレは深みがあって美味しかった。さっきまでチョット憂鬱だったのだが、一気に楽しい気分になったのは言うまでも無い。
1.5Lの巨大な瓶だったのだが、皆全然ワイン飲まないので殆どワタクシ一人で飲んでしまったのは内緒（笑）いやはや…気を遣わない文化サイコーだぜっ！w
そして、お昼にはオトナの火遊びが始まる。巨大な爆竹。これ一体何発有るんだろう？
こうやって広げて、
火をつけて逃げる！
凄い爆音なので、両手で耳を塞いで無いと耳が痛くなる。近くにいると破片が飛んでくるので注意が必要。
全部破裂した後は、火薬の匂いと爆片でタイヘンな惨状。
ヲトナの火遊び。良いねぇ。こんな事日本でやったら捕まるわな（笑）
そりゃそうと例の肺炎騒ぎである。この村は田舎なので（ある意味完全に下界からクローズしているので）とりあえず安心!? なのだが、とは言えスマフォを持つ若者達はネットにダイレクトに繋がっているため不穏な空気はこの村にも伝わってきている。ワカモノ達は常に情報交換に励んでいるのだが「これは世界中に蔓延してても、なぜか中国人のみ発症してるので、遺伝子を見分ける新しい化学兵器なんじゃないの？」とか妙な噂も出てきて面白い（そんなワケないだろうw）
そもそもこの国は情報操作されてるので、どっからどこまでが正しい情報なのかサッパリわからないが、まぁ目に見えない相手に対してジタバタしても仕方ない。信憑性のない情報に振り回されて狼狽えるな！みんな。 そもそも潜伏期が 10日近くもあったら、それこそ発症してないだけで、その辺をウロウロしてる人だって居るワケだから、『運』というか確率論の問題に近い。とにかく知らない第三者との接触をなるべく避けて、手洗いうがいをしっかりする事くらいじゃないかなぁ？ なぁんて…『個人的には』思うワケです、ハイ。
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