中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

自宅の出入りもカードが必要

 金曜日、上海は晴れのち曇りのち小雨、気温は 16度。朝は晴れていたのに午後から急に曇り始めて夕方にはグッと暗くなって霧雨が降ったり止んだり…というパッとしない天気になってしまった。

 さて、上海各地で特に大型マンションを皮切りに既に実施されていたのだが、とうとうウチの小区もカードによる認証が始まった。中国では各住居ブロック事に『小区』という単位で一般道路と住居区は必ず何らかの壁で仕切られている。イワユル住所をひとまとめにして、エリア毎に壁が有るイメージ?といえばわかりやすいカモしれない。日本の住所で言うと○丁目×番地△号…とあれば、この『番地』毎に、大きな壁や鉄柵で仕切られていて出入りできる門が数カ所に限られている(そして多くは門番が居る)…という構造をしているのだ。
 ワタクシはこの地に住んで16年以上経つので今や慣れきってしまって全く疑問に感じなかったが、よく考えてみると不思議な構造だよね。

 でもこういう疫病が発生した際に外部の人間を遮断する場合にはとても有効である。入り口は一つに纏められている(大きな場所で門が複数有る場所も今は大抵一つ以外は全部封鎖している)ので、門番による、いわゆる『水際』対策が可能となるワケだ。そして本日配られたのがこのカード。ウチは 3人家族なので 3枚。カードを貰うためには『住宿单』という、管轄警察署(派出所)に居住を登録した際に発行された正式書類の原本が必要となる。つまり持ち家だったり、ちゃんと大家さんと契約をしてココに長期住んでるヒトじゃないと、このカードは貰えないのだ。
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 今後はこのカードが無いと入る事が出来なくなってしまうので注意が必要。でも逆に言うと『関係無いヒト』は入って来れなくなるから安全って言えばとても安全だよね。さすがアタマ良いわ。

 そしてお昼前から例によって営業再開できないイツモの店に行ってノマドワーカー。誰も居ないから自宅よりずっと仕事が捗るからステキだ。
 最近は徐々にエスカレートして自分の部屋の様にして使っている。特に今日みたいに外がドンヨリと曇って雨が降りそうだったりすると暗くてしかたないので、よく現場で使っていた充電式の簡易LEDデスクライトなんか持ち出したりしてw
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 そりゃそうと、実は去年の年末くらいからワタクシの MacBook Pro(15インチ 2018モデル)のキーボードが、ヤタラと『チャタリング』を起こす様になってしまい、特に日本語入力で多く使う『O』のキーや『I』のキーが、1度押しただけで 2度入力されてしまう…という不具合に悩まされている。色々とネットで調べてみると、このキーボードは同様の不具合が非常に多いらしく、世界中のヒトがクレームで交換修理しているらしい。(本家のオフィシャルサイトにも交換プログラムの記載が有った)まぁ要するに設計ミスだわな。薄さを追求したが故に発生してるんだと思われる。
 ワタクシの場合、コレは主に仕事で使ってるメインマシンだし、しかも日本で買った JPキーボードなので中国では交換修理なんてできないから、最近は諦めて Apple Pro Keyboardを使う事にした。コレ bluetooth接続だし充電式なので無線で便利! しかも我々の様に ProToolsを使うヒトは『テンキー』が必須なのでとても便利なのだ。でもサスガに本体のトラックパッドは手が遠くなっちゃうので右サイドには普段愛用してるトラックボールを置く。コレで自宅のデスクトップマシンと同じ環境。
 老眼だからコソできる!? ディスプレイとのこの距離感、若い人には真似できないだろ? フフフ。

 午後 2時からは例によって 10カ所近い拠点を結んだ ip電話会議に出席。約 2時間半、実のある会議で集中してオシゴト。実に 21世紀的だ。
 会議終了後もそのまま暫く資料を纏めたりして、その後は猫のトイレの掃除やら餌の補充やらしてから帰宅。

 外に出てみたら、一昨日よりも昨日、昨日よりも今日の方がヒトもクルマも増えている。このまま行けば 3月には日常を取り戻せるかもしれない。いやぁ…嬉しい。


 さて、そうそう!今日は素晴らしい『出会い』があったので記憶メモとして書いておこう。
 例によって、夜はワイン片手に WBSの録画なんか観てたら、珍しく古い友人(中国人女性)からチャットが入り『音楽関連でチョット相談があって、とあるヒトを紹介したいんだけど…』という内容だったので OKして WeChatで繋がってみたワケだ。 そして直接その本人と色々と話をしつつ、流れで簡単なプロフィールを送って貰ったのだが、中を見て驚いた。ななななんと!中国の芸能人じゃないか(驚)しかも、私が初めて上海赴任した頃(15〜16年前)に东方电视台のTV番組に良く出演していたヒトじゃん! ワタクシ赴任したての当時は友達も居なくて暇だったので帰宅後によくローカルTVを観てたので顔を覚えていた。いやぁ…びっくり。なんじゃこの展開。

 ちょっと夢の有る面白い話だったので、乗っかってみる事にしたw オフィシャルな仕事方面でも繋がりそうだしね。わくわく。

 肺炎騒ぎで閉塞感に苛まれ、何もカモが淀んで暗い気分だったが、ネギがカモ背負って(逆か?)やってきたw どうせフツーの経済活動が出来ないなら、なにか新しい事を始めて温めて行こう。行き詰まった時は初心に返って『面白い』事、何より『自分がワクワクする気持ち』に正直に従うのが一番!
 乞うご期待!
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