中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

音楽家にできる事

 土曜日、上海は曇り時々霧雨のち雨。気温は 18度。

 ドラムレッスンもライブ PA業務も無い退屈な土曜日、今日は(気圧のせいか!?)朝から久々にヘヴィーな偏頭痛に悩まされた。どーせ特に急ぎの用事も無いので昼食後から暫しお昼寝。妻や息子には悪いが、彼らがやってる宿題が五月蠅くて眠れないので耳栓して眠った。

 ホントは少しだけ眠ろうと思ったのに、気付けば 4時間くらいガッツリ寝てしまった。目覚めたら頭痛は綺麗サッパリ消えていた。生まれ変わった様にスッキリ。いやぁ…睡眠は大事だね。

 お陰様でブログの写真ネタが無いので、午前中に買い出しに出た際にコンビニで見つけた柿の種『もどき』をご紹介。
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 日本の柿の種と同じ様なパッケージだし、亀田ってロゴもあったので、ついつい日本のアレと同じ味かと思って買ったのだが、ド真ん中に『トマト味』って書いてある事に全く気付かなかったのだ。
 パッケージの裏には『亀田製菓』技術指導製品って書いてあったので安心してしまった事もある。
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 夜中にビール片手におつまみとして楽しみにしていたのだが、一口食べて後悔。トマトの味。。。ひえ〜。なんじゃこりゃ? 全然辛くない。こんなの柿の種じゃ無い(泣)何だか子供のお菓子みたいな味だった。オリジナルのアレって中国じゃウケないのかなぁ? 実にざんねん!

 さて、日付は変わって 19日午前 2時(JST3時)、レディーガガさんが声を掛けて行われたチャリティーライブ『One World: Together At Home』を少しだけ観る。
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 8時間の長丁場オンラインイベントで、前半 6時間はプレイベントパート、後半 2時間がコンサートパートらしいが、プレイベント部分からしっかりミュージシャン達が自宅で歌ってる姿が放映されてちょっと感動した。

 コレを観てて『音楽家に出来る事』…というのを改めて考えてしまった。いやぁ…チャリティって大事だし素敵な事だと思うケド、個人的には『コレを無料でやっちゃマズいでしょ』…って少し思うんだな。こういう芸術活動に対して、世界的に『無料で観られるんだ…という意識』が根付いてしまうのがトテモ怖い。
 もちろん今は非常事態で、世界中の多くの人々が経済的にも苦しんでいて、その中で『癒やし』とか『励まし合い』が必要だし、故にこういうイベントは大切だけど、今回のコレは、今までの『一部の災害』に対するチャリティ(比較的余裕がある人々が苦しんでいるヒトを助ける)じゃなくて、ココに出演しているミュージシャン達も全員、今は『仕事が無い』状態なんだよね。。。USA for Africaの時の『We Are The World』とは決定的に違う。我々はその事実を決して忘れちゃイケナイと思う。これが無料で良い筈が無い。このトンネルを抜けた先が個人的にはとても不安。(考えすぎかもしれないけど、確かに最前線に居る医療従事者達に対するチャリティとしては全く異議は無いし素晴らしい事だと思うのだが、その辺の意図を深く考えずにコンテンツを楽しむ事に慣れてしまうヒトが増えてしまう事がチョット心配なのよね…。最近、業務の一環としてオンラインでの芸術活動に対するマネタイズに関して日々死ぬほど考えてるので…(苦笑))

 ネットが遅くてマトモな画質に観られなかったので、後日アーカイブをしっかり観ようと思う。
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