中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

RAUMが結構イイ

 火曜日、上海は曇り、気温はほぼ丸一日 13度〜15度くらいしかなくて寒い一日だった。もう 4月も後半だと言うのにナンでこんなに寒いんだろ?

 本日は早朝 5時に起床。朝っぱらから例の作曲業務のリテイクに勤しむ。朝は頭が冴えてて良い感じだ。捗る捗る。

 どうでも良いが、Native Instruments社が出してるリバーブ『RAUM』が最近トテモお気に入りで、ナニゲに使用頻度が高い今日この頃である。これ確か去年の年末だったかなぁ?何かのフェアで無料で配っていた時に DLしたのだが、こんなにツマミが少ないのに恐ろしく色んな空間が作れて重宝している。しかもホントに音が良いので大好きなプラグインだ。
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 最近、IR-1などのコンボリューション系リバーブに個人的に限界を感じていて、何故かCPUベースの演算系リバーブに回帰していたりする。
 コンボリューション系は空間の雰囲気は出しやすいのだが、巨大なIRライブラリファイルを扱うのも面倒だし(古いセッションを開くとIRファイルが見つからなかったりするし)、やはり何だカンダ言ってサンプリング…というか良い部分のみならず悪い部分の『イヤなハコ鳴り』みたいなのがタマに出たりして、結局後ろにEQ挟んだりして? 却って手間がかかったりして本末転倒な気がするんだな。あと個人的に一番気に入らないのが、左右の広がりが異なったりする部分。。。まぁそれを『味』とすれば良いんだろうけど、ワタクシは『空間シミュレーション』がしたいワケじゃないので、狙った音場を短時間でサクっと作れる方が大事だったりする。

 そういう意味でも、この RAUMは凄く良いと思う。ちょっとしたツマミの変化で大胆に音が変わるし、かなりアグレッシブなフィルターっぽい効果まで作れたりするしね。

 そうだ。将来の自分メモ的にも、2020年時点での演算系のリバーブで個人的に気に入ってるプラグインを書いておこうかな。
●『初期反射系』は長年使い慣れた Waves『TrueVerb』(これは別にそんなに音が良い訳じゃないのだが 25年くらい使ってるので、どこをどうすれば目的の音が出せるか熟知してるw)や IK Multimedia の『CSR』が多い。
●『長めでシルキーなヴォーカル系』は専ら AVID『Reverb One』イチオシ。
●『プレート系』は Waves 『AbbeyRoad Plate』や、SoundToysの『Little Plate』が多い。
●『楽器系』は様々。強いて言えば Waves 『Renaissance Verb』やWave Arts 『MasterVerb 5』が多いかな?
●『スプリング系』は NIの Guitar Rig等、アンプシミュレーター内蔵のを使う事が多い。

…という感じで使い分けている(演算系でも複数の Busに同じアルゴリズムを通すと濁る事が有る気がするので敢えてメーカーを変えている)

 しかし、残念ながらイチオシの『Reverb One』が AAX版しかないので Logicで使えないのよね。。。なので相変わらず AU版はウロウロと色々なプラグインを実験してはフラついてる…という。

 そこで出会ったのがこの『RAUM』ですよ! キャラは Reverb Oneとはカナリ違うし(寧ろ真逆カモ!?)、エグい使い方までできるので、一見『飛び道具』的にみえるけど、パラメーター次第ではシルキーで上品質な音も出るので、是非使ってみて下さい。安いしオススメです!
オフィシャルHP → https://www.native-instruments.com/jp/products/komplete/effects/raum/


 さて、前置きが長すぎて本文になってしまったw
 仕事は例によってデスクワーク。今、色々とやりとりをしている某中国人アーティストと、色々と細かい話をツメているのだが、なんだか徐々に話の流れが変わって来て失笑している。いやいやコチラ側としては「オフィシャルでオシゴトしましょう!」って言ってるのだけど、先方は何だかプライベート方面でワタクシと楽曲制作でコラボりたい(っつーか要するに手伝って欲しいだけ!? だと思うが) …という妙な流れに。。。なんだか最近こういうの多いわ。 いっその事、自分自身もこの PJに絡まっちゃおうかな?とか色々夢は膨らむが、自分の身体は一つしかないので悩ましい所。。。
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