中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

mojera

 金曜日、上海は晴れ、気温は 18度。
 朝から出社してフツーにオシゴト。デスクワークが続く日々である。仕事上のトピックは特になし。無いワケじゃ無いが書ける類いではないw アタマばっかり使って身体を動かさないから肩が凝る。

 そして 20時前には仕事を終えて、金曜日なので LLのオープンマイクに遊びに行こうかな?…と一瞬考えたが、今日はウチの奥さんが出かけてる事を思い出して早めに帰宅。息子が一人で留守番してるのだ。まぁ家にも酒は有るからね。質を問わなきゃ量だけは(苦笑)

 そうそう話は違うが、先般リリースされた『mojera』のアルバムを最近ヘヴィーローテーションして毎日聴いている。友人であり、尊敬するミュージシャン鈴木光人さんの新しいユニットなのだが、相変わらず『音』一つ一つに対する拘りが凄くて、聴く度に新しい発見がある。一見するとポップなのだが、ホント『奥深い』アルバムなので、中期 YMO(BGMやTechnodelic)が好きな世代は共感する事間違いなし。噛めば噛むほど味が出てくる。
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 ワタクシが個人的に友達だから…というのを抜きにして、本当に音楽が分かってる『通』を唸らせるだけの力が有ると思う。ポップ、エレクトロニカ、テクノ、アンビエント、果てはノイズやジョークまで!? 色んな要素が混ざっているのだが、決して混沌としていないし、不思議とクールに俯瞰している様な『らしさ』があって楽しい。いつも不思議に思うのだが、光人さんの作るシンセの音は何故か『温かさ』を感じるのだ。一つ一つの音色の細部にわたって凄い『コダワり』を感じる。80年代に多く居たスノッブなサブカル少年達が目を輝かせて語り合う雰囲気もあるのに、音楽の事を何も知らない小学生が聴いても踊り出す?みたいな不思議な世界。実に面白い。

 まさかのパンデミックの時期の発売になってしまったのが不憫で仕方ないが、こういう音楽は絶対息が長いと思うのであまり心配していない。
 興味あるヒトは是非聴いてみて下さい。
https://www.mojera.net/
www.ultra-vybe.co.jp
ultravybe.lnk.to
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