中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

そしてリハ

 火曜日、上海は雨時々曇り。気温は 26度。どうやら上海も梅雨入りしたらしい。嗚呼…鬱陶しい季節の到来だ。

 例によって朝から息子を小学校に送ってから自宅に戻って、本日リハが有る某バンドの曲をおさらい。先般作った自分の譜面を見ながら膝を叩いて確認する。一曲 tempo=207 の曲があって手足が追いつかずに少々萎える。まぁヒタスラ 8分音符中抜きの Fillで誤魔化すしかないかな。
 その後はザッとシャワーを浴びてから出社。

 出社後はデスクワークと会議。今日は久々にクリエイティブ方面の会議があって楽しかった。やっぱり自分の得意分野だと、会議でも進んで発言したくなるから面白い。

 19時過ぎに会社を出て、地下鉄を乗り継いで 3号線の延安西路駅で降りる。今日のリハはライブハウス『育音堂』の 2Fにあるリハスタで行われるのだ。久々に来た育音堂。先般営業再開のニュースが入ってきたのだが、平日の夜はサスガに営業していない様だ。
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 ココにリハスタが有るなんて全然知らなかった。いつからやってるんだろ?カナリ狭いがまぁ4人編成のバンドならギリギリ入れるかな。直接音が他のメンバーに届かない様にドラムの前には大きな壁があった。なかなか良く考えられている。
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 驚いたのは全てにマイクが立っていた事。「なにこれ?こんな所でRecする人いるの?」って思ったのだが、始まってみてようやくその謎が解けた。なんと!このリハスタにはモニターマンが居て、全員ヘッドフォンに個別モニタを返してくれるのだ。すげー。格安スタジオなのに何?このサービス。
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 で、色々考えてみたのだが、そうか!ココはライブハウスなので、PAさんの養成というか育成の為に、敢えて無償でオペしてくれるスタッフが居るのかもしれない。確かにアマチュアバンドのモニタなら仮に失敗しても直接的な損害は出ないし、何よりオペレーターにとっては凄く勉強になって、他では得がたい経験値が得られるものね。これ素晴らしい施策だと思った。

 2Hのリハは、例の BPM=207の曲『以外』は何とかマトモに叩けたので良かった。しかしあのクソ速い一曲だけはダメだ。。。これは常に練習していないと無理だな。反省反省。
 ヲトナになると!? 譜面を準備して構成だけ判れば『何となく』叩けてしまうので、最近はいわゆる『日々の基礎練習』をサボりがちだが、やはりいくつになっても日々これ練習ですな。
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