中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

キンモクセイの季節

 木曜日、上海は晴れ、気温は 26度で少し暖かくなった。

 朝 5時起床。最近、睡眠不足なのに自動的に朝早く目覚めてまうヘンな癖が治らなくて困っている。ひょっとして寝酒(晩酌)のせいかと思って、昨夜は一滴も飲まなかったのだが、却って早く起きてしまう始末。困ったモンだ。そのくせ昼食後は眠くて仕方ないんだからタチが悪い。まーったくもう。こりゃ国慶節に一度生活を完全にひっくり返してリセットした方が良さそうだ。

 折角早く目覚めたので、Macを立ち上げて来週の月曜に発表する資料に使う画像データをネットで集め始めたら、あっと言う間に息子の登校時間、つまりはワタクシの出社時間である(泣)余裕ぶっこいてたらコレだよ…ヒゲもまだ剃ってないや(汗)

 慌てて準備して息子を学校に送って、その足で長距離通勤。 地下鉄 9号線で、ほぼ終点近くまで乗るのでタマに途中駅止まりの列車なんかあったりするので面白い。
 今日は途中駅で次の電車に乗り継ぐ。外は良い天気だ。気分が良い。
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 その後路面電車に乗り換え、最寄り駅に着いたらほんのりキンモクセイの香りがして良い感じだった。もぅスッカリそんな季節ですな。
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 以前にも書いたと思うが、ワタクシこのキンモクセイの香りを嗅ぐと『記憶スイッチ』が入るらしく、子供の頃の色んな記憶が雪崩の様に蘇ってくる事がある。

 でも今日は珍しく子供の頃では無く、大学の時の友人(Y口くん)が乗って居たHONDAの『ライフ・ステップバン』という古いクルマを思い出した(『ステップワゴン』では無いよ! 排ガス規制前の 1970年代の 360ccのクルマである)。彼のクルマはあまりに古いのでエアコンが無く、エンジンの熱を取り入れるヒーターだけなのだが、冬場ヒーターを入れると車内にほんのりガソリン臭が充満して、そのガソリン臭と芳香剤が混ざると丁度こんなキンモクセイみたいな香りになるのだ。あぁ懐かしい!急に思い出したわ。

 恐るべし記憶スイッチ。香りの力は偉大だ。
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