中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

寒い一日

 木曜日、上海は雨のち晴れ。気温は 13度。昨日からまた寒くなった。

 午前 6時半、目覚ましで起床。なんだか久々に二日酔いである。昨夜一人でワインを飲み過ぎてしまった。一人で二日酔いになるほど飲んじゃうんだから相変わらずアフォだ。短時間に量を飲むと寝てる間に酔うらしい。

 朝は冷たい雨が降っていたので自転車で息子を学校に送るのが億劫だった。通勤通学時間帯だけ降るのやめて欲しいなぁ。天気に文句言っても仕方ないが。

 その後は例によって松江某所まで通勤旅行。松江大学城から路面電車に乗り換える頃には雨は止んでいた。でも足元が滑る滑る。一瞬コケそうになった。
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 オフィス到着後は例によって午前中はデスクワークで午後から芸術的創作活動。午後にはスッカリ晴れてとても良い天気になった。

 仕事上のトピックは特に無し。

 18時過ぎになって急ぎの翻訳仕事が来てしまったので社食で红烧牛肉面を食べて暫し残業。会社を出たのは 21時過ぎ。
 つまり家に到着したのは 23時前である。昨夜チョット飲み過ぎてしまったので今日は休肝日にして、そのまま早めの就寝。

 あ、そうだ。今日は岡田有希子さんの命日だな。あれから 35年かぁ。18歳の春、サンミュージックの屋上から飛び降り自殺をしたアイドルである。確かワタクシと同い年だったはず。つまりワタクシも当時18歳だったワケで、凄くショックを受けた記憶がある。

 流石に昔の話なので脳内で若干デフォルメされてるかもしれないが、当時のワイドショーか何かで、飛び降り直後の遺体にビニールシートがかかってる状態をTVで生放送していて、ビニールシートから血が広がってる映像がチラッと映って、その絵が暫く頭から離れなかったのだ。
 今じゃ倫理的に規制がかかって有り得ない事だけど、当時はまだユルくて丁度ワイドショーの時間帯だった事もありフツーに生放送で映像を流していたのだ(ワタクシは後日、何かの特集番組で観たのだが)まるで刑事ドラマみたいだな…と思ったのを覚えている。
 今思えば、なぜ警察や救急の前にTVが入れたのか?カナリ不自然な気もするが、確か当日の午前中に自宅でリストカットしてガス捻って自殺未遂をしていたらしく、おそらくその事実を確認するために事務所前に週刊誌やスポーツ紙のブンヤが居たのだろう。都内のど真ん中だしワイドショーの時間帯なのでTV屋はスッ飛んで行けたワケだ。

 アイドルだって人間なんだよね。そりゃ血が出るワケさ。作り物じゃ無いリアルな大量の血(しかもアイドルの)を見て、高校生のワタクシはなんか頭が一瞬飛びそうになったのを今でも覚えている。
 なんなら何枚か彼女のアルバム聴いていたし、YMO絡みでも、坂本龍一さん作曲、EPOさん作詞の『Wonder Trip Lover』という曲があったりして結構チェックしていた矢先の出来事である。しかも当時は春でクラス替えしたばかりでクラスの雰囲気にもまだ慣れてなくて微妙なメンタル状態だったから尚更『刺さった』事件だったのかもしれない。

 それ故に 35年経ってもボーっとネット眺めてるだけで直ぐに命日の情報が(殆ど全くニュースになっていないにも関わらず)目に飛び込んで来て鳥肌が立ってしまうワケさ。「うわ、呼ばれてる」…ってね。記憶スイッチはどこに有るかワカラン。

 その後、坂本龍一さんも彼女に書いた曲を『Ballet Mechanic』という名前でセルフカヴァーしている。きっと何か思うところ有ったのだと、個人的には想像している。
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