中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

絵に描いたような快晴

 金曜日、上海は快晴、でも気温は 14度で肌寒い一日。中々暖かくならない。

 午前 6時に腹時計にて自動起床。朝は余裕を持って準備して、例によって自転車二人乗りで息子を小学校まで送る。写真じゃわかりにくいが空が真っ青でとても綺麗だった。風は冷たいが寒いワケじゃ無いのでとても気持ち良い。
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 瑞金路は毎朝クルマがド渋滞しているが泰康路はご覧の通り自転車天国w
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 そして地下鉄 9号線で松江までの通勤旅行。松江の広大な土地は雑草が良い感じに育っていて突然大声で叫びながら走り抜けたい衝動に駆られる(笑)
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 その内育ちすぎると昆虫類が増えるから一気に刈っちゃうんだろうなぁ…勿体無いなぁ。

 午前中はデスクワークで、あっという間にお昼。
 昼食後はあまりに天気が良いので太陽を浴びつつ会社の敷地内を散歩。今日は反対側を歩いてみた。右奥の建物は社員宿舎である。
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 ウチの会社は敷地内に社員寮まで有り、新卒者に限って最大 2年間はココで格安で暮らす事ができるらしい。中国は広いので田舎の方から優秀な社員を引っ張る為にこういった施策がされている様だ。実に羨ましい。ワタクシもココに住みたいわ。

 午後は睡魔との壮絶な戦闘を約 30分ほど繰り広げ、なんとかギリギリのところで打ち勝って、その後は右脳を使った芸術的創作活動である。

 そうそう!先日の会議で、今後近々にテクノ系の BGMを大量生産!? しなきゃイケナイ事になりそうな風向きなので、ちょっと気になっていたソフト音源を昨日 新規購入(ペイパルで人民元決済できたのでw)したのだ。
 …新規購入とは言え、リリースは数年前なので既に古いソフトなのだが、まぁ一応『定番』と言えば定番である Spectrasonic 社 OMNISPHERE 2.6である。
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 これ評判が良いのは前々から知っていたのだが、微妙な価格帯だったので何年もの間(Black Fridayの度に?)カートに入れてはウンウン唸って悩んだ挙げ句、結局買わずに削除する…って感じで購入を躊躇していたのだ。まぁソフトシンセは他にも結構持っているからね。

 こんな事なら BlackFridayセールの時に買っておけば良かったw (最近まで人民元決済の術が無かったので日本円が減る…と考えると躊躇していたワケさ)

 そんなこんなで購入後、今時のソフトシンセに有りがちで容量が巨大なので昨夜 DLしっ放しで帰宅し、今朝インストールして使っているのだが、まぁプリセットがあまりに多くて、それっぽい音を探すのが超大変(苦笑)
 単体で聴くとカナリ良い感じだったので、ニヤニヤしつつ午後から本腰入れて使い始めたのだが…。楽しかったのは最初の 1時間だけかなぁ。徐々に『ある事実』に気付いて頭を抱え始めた。うーむコレ mix難しいわ! 簡単に言うと『オケに全然馴染まない!』のだ(爆笑)
 ほぼ全ての音源に一々凝ったエフェクトがかかってるので、フツーに他の楽器と合わせると、まぁ馴染まない馴染まない!笑っちゃうほど馴染まない。Soloで聴くととても良い雰囲気なんだけどねぇ…。
 それに、多くのレイヤーをマルチで使ってると結構 CPUを食うので、こりゃ使う場所をちゃんと考えて絞った使い方した方が良いかもなぁ。結構飛び道具的なプリセットが多いので、音数が少ない場面で効果的に使う『センス』が求められますな。
 ま、パラメーター類はカナリ充実していて、しかも直感的で結構使いやすいので、一旦それっぽい音色を見つけてから、まず空間系エフェクトを切って、リリースタイム減らして、LFOやらを『削って』音作りするのが必須と思われる。

 なるほどねぇ…尊敬できる多くの知人が使ってたので買ってみたのだが、隣の芝生が青く見えただけですな。ワタクシにとっては、複雑な事が『何でもできる』楽器は、寧ろ『何もできない』のと同義だ。

 どんな楽器も使い込んで行かないと見えて来ない部分が多いから、暫し我慢しつつ根気よく使い倒してみようと思う。
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