金曜日、上海は晴れのち曇り、気温はなんと 23度！暑いくらいの一日。
朝 6時20分、目覚ましが鳴る 10分前に自動起床。例によって毎日同じルーチンを繰り返し、息子を学校に放り込んでから、松江までの通勤旅行。朝はめっちゃ天気が良くて気分が良い。
出社後は暗いスタジオに早速篭る。外が天気でもココは 24時間全く同じ暗さで「静けさ」が有るから良い。何が嬉しい？って独立空調が有る事。なにせ機材が多いので発熱も凄く、コレが無いと部屋が死ぬほど暑くなるのだ。
午前中はデスクの前にある大型 TVの設定から。Mac Proはディスプレイポートが 6基あるのだが、DVI-Dアダプタに変換すると何故か 2枚までしか表示させる事が出来ず、一つは VGA変換で対応。そしてこの大型 TVは 4K対応らしいので、色々試してみたがアダプタで変換すると Full HDでしか表示されない。「むむむ？HDMIケーブルが悪いのかな？」と疑って色々やってみたら、何の事はない。mini-DPから HDMIに変換するアダプタが安物なので対応していなかっただけである。本体の HDMIポートに直接 TVを繋いでみたら、しっかり 4Kで表示された。
いやぁ… 4Kデカい！すげー情報量だ。一般的な PCで使ってるフルハイ（1920*1080）の実に４倍！
パソコン 4台分の画面が 1枚の TV画面に表示できてしまうんだから凄い。しかも当たり前だが、細かい字も全部クリアに読めるのだよ。コレ頭では分かってたケド、実際に目の当たりにすると感動する。
でも 4K対応TVとは言え、中国ローカルメーカーの一般的な『家庭用』TVなので、色味の調整がアバウトで調整しても中々マトモに色が揃わないし、デジタル信号を変換するために若干のディレイが有るため、リアルタイム性を必要とする映像の表示には向かないかな…。
ただこの広大な表示スペースは実に有用である。特に作曲業務で手前の２枚のディスプレイを占有していても、メールやらチャットやら事務的な文字ベースのウィンドウを（一つも重ねずに）全部見える状態に横に広げたまま開いておけるからね。コレなら見落とす事はないだろう。
昼食後、昼休みに映像を表示してみた。先日の4/2に育音堂で演った自分らのライブの映像を観てみたら、中々迫力が有ってライブハウスで観てる様な凄い臨場感（笑）おもろい。
午後はフツーに芸術的創作活動。この部屋は凄く集中できてホント最高である。邪念が一切入り込まないから素敵だ。
午後 4時半、とりあえずメインチームにデモを提出して一息。トイレに行くためにスタジオを出たら午後 5時なのにまだ外は明るかったので、ちょっと外の空気を吸いに会社の敷地内を散歩。外はとても暖かいが朝の晴れ間は消え曇天に変わっていた。
部屋に戻った後は、さっき作った曲をスピーカーを変えて改めて再確認。
そうそう、この部屋にはメインの GENELEC 1032Aの他に DYNAUDIO BM6 mk3が有るのだが、ココ数日使ってみて、このモニタが実はカナリ良い事に気付いた。以前 K社時代のスタジオにも DYNAUDIOのモニタはあったのだが、低音が出過ぎる傾向が有ったのでイマイチ好きでは無かったのだよね。
その頃の偏見!? から、ちょっと敬遠していたのだが、今日はコッチをメインにしてみたら素晴らしく良かった。特に中低域が良く「見える」ので、特に今作ってる様な EDMだと低域の解像度が高い分 909のキックとシンセベースとの絡み等を確認するのに重宝した。
あと普通の音楽ソースをいくつかかけてみたらアコギの音がめっちゃボディの『箱鳴り』感がめっちゃリアル！かなり感動。
なるほど悪くないじゃないか！…とは言え、個人的にはもう少しだけ低音が下がって欲しいので、裏のディップスイッチをいじって色々試してみた。
結果から言うと、ある程度の調整は効くが、MIDの周波数のクロスオーバーが若干高く、しかも MIDを弄ると何と無く位相がズレた様な感じ（特にボーカルソロ等）を受けたので、結局ノーマルで行く事にした。これMIDの中心周波数をもう少し下げてくれれば良かったのになぁ。削りたいのは 600〜800とかじゃなくて、200〜300あたりなんだよ。Loを下げても同じ様なカーブのまま低域全体が下がってしまうのでチョット違う。中々かゆい所に手が届かない。まいっか。慣れの問題だろう、きっとw
気付けば午後 8時半を過ぎていたので慌てて支度して帰路につく。
あれ？…今日は金曜じゃないか！ いやぁ…時間が経つのが早過ぎる！
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