中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

息子に付き合う日

 日曜日、上海は快晴、気温は 17度。

 朝 6時半に自動起床、そしてトイレだけ行ってまたベッドに戻って二度寝。次に目覚めたのは 9時半。良い感じ!

 昨日の朝一からウチの奥さんは実家に帰ってるので、息子と二人きりの二日目である。昔ほど手は掛からなくなってきたが、それでもまだ小学生である。ずっと放置しておけば勝手に一人で遊んでくれている…年齢にはまだ程遠いから何かと手がかかる。

 朝飯を食わせてから、午前中はある程度大人しくしていてくれるので、その間に自分の事をやってしまおう。

 まずはエフェクターの修理。二つあるバンドのウチの一つ、ニューウェーブ(死語)の方のベースボーカルが使ってる SANSAMPが、昨日リハを始めようと思ったら、音が変で、ノイズに近い『渇いた歪み』で凄く痩せ、ゲートがかかった様に音が出たり消えたり?という謎の症状で使えなかったのだ。

 症状からして、どっかの素子がダメになってると思われる。今は昔みたいにトランジスタじゃなくて全てアナログ IC(オペアンプ)だろうから、修理は難しいと思われるが、取り敢えず「診るだけ診てみるよ」と預かって来たワケさ。
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 ココまでバラすのは簡単だったがココから基板を外すのが何気に骨が折れた。多分これ基板を装着した後に半田付けしているから、インプット&アウトプットジャックと外部電源ジャックの 3つの半田を外さないと外れ無い仕様っぽい。

 まずは原因究明が先なので、サスガにそこまでやると時間がかかるので、色々と他のパーツを曲げながら何とか工夫しつつ外してみた。
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 色々調べてみたら、どうも電源が足りない様な音である。
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 色々鳴らしながら調べていたら、時間と共に徐々に音がマトモになり、5分くらいしたら勝手に治ってしまった。あれれれ?

 もう一度電源切って入れ直してもフツーに音が出る。しかしさっきの『電源不足っぽい音の感じ』と『時間が経つと勝手に治る』という部分から考えると、どうもコンデンサーっぽいので、電源切って 5分くらい放置してから再度試してみたら、やはり同様の症状が出た。そして 3分から 5分くらい経つと完全に治ってしまう。コリャ電源周りのコンデンサーだな。

 そう思って良く診てみたが、多層基盤である事に加え、真上にポット類が有って他のパーツが邪魔して全然追えないのだ。うーむ。

 試しに ACアダプタをやめて『電池』で駆動してみたら、やはり最初の症状は同じだが、音がマトモに戻る時間がとても早い。
 そしてSANAMPは DI機能も有るからファンタムで 48Vを送ってみたら、なんと一発でマトモに鳴るではないか! なるほどね、コリャ明らかに電源電圧に関係しているので、間違えなく電源周りのコンデンサーが壊れたんだな。

 そんなこんなで、あっという間にお昼である。息子が「腹減った!」と騒ぎ始めたので饿了么で出前取って軽く昼食。

 午後は退屈そうな息子を連れて外に遊びに行く。家を出たら突然インカムをした『見るからにギョーカイ人』っぽい出立ちのヒトに足止めを喰らった。どうやらウチの小区内で何かの撮影しているらしい。門を出たら撮影部隊の皆様。
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 なにもヒトの多い日曜に撮影なんかしなくても良いのにねぇ。ま、色々と都合があるのだろう。彼らの気持ちは良く分かるので 5分ほど我慢我慢。

 その後は二人でテキトーに散歩。彼は最近自転車に乗りたくて仕方ないらしいので、近所の公園まで歩いてシェアサイクルを与える。上海は 12歳以下は公道を走れないので仕方ない。
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 iPhone12PMのワイドレンズは被写体に近付くと良い感じである。
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 約 1時間くらい付き合った後はまたまた散歩。喉が渇いたというので、こんなモノで水分補給。明らかに水分より糖分の方が多い(笑)
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 ホントは今夜もドラムレッスンがあったのだが、息子に夕飯を食わせなきゃイケナイし、何より疲れてしまったので今日はレッスンはキャンセルさせて貰って、トコトン息子に付き合う事にした。

 そんな日曜日。あー疲れた。
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