中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

刈られる運命

 月曜日、上海は曇り。気温は 18度で肌寒い一日。

 朝 6時に目覚ましで起床。今日はウチの息子の修学旅行?的な行事のため、普段より早めに学校に送らなきゃイケナイのだ。自転車二人乗りで通常の书包(ランドセル)に加えて小型のキャリーケースも運ばなきゃイケナイから、ワタクシの荷物を同時に運ぶ事はできない。ちょっと考えたが、やはり二往復する事にした。まずは息子の分だけ全部積んで学校まで送り、一旦帰宅してから出社する事に。面倒くさいがまぁ仕方ない。子供最優先なのはどこの家庭も同じ!

 そんなこんなで息子を学校に送った後に一旦帰宅したので、ワタクシは普段より 15分遅めに家を出る事になったが、…とは言えいつも 30分ほどバッファをとってあるので遅刻はしない。
 例によって 2時間弱の通勤旅行で松江某所まで。会社付近の草原はいよいよ雑草が育ちすぎたので刈られていた。嗚呼…この雑草の草原、とても好きだったので実に残念。
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 そしてタイムカードを押した後、まずは一旦敷地内にある社員宿舎に向かった。自宅からウヰスキーやら何やら色々と持ってきたので、一度部屋に置いておこうと思ったのだ。

 し・か・し…。ワタクシが住む专家棟の入り口の自動ドアが『また』開かないではないか(泣)ヲイヲイ何?この嫌がらせ的な仕打ち…。先週の月曜も同様のトラブルがあったのだが、HRの担当者は「鍵のリモコンは既に把握して管理してますので、二度とこういう事はありません!」と言ってたクセにコレだよ。。。あ〜あ。
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 カバンには Macも入っていたので荷物も重いし、始業時間も迫っていたので、ちょっと強い口調で担当者にメールを入れたら、すっ飛んできた。ホントは別に怒るほどの事では無いのだが、中国って一度ナメられるとどんどんエスカレートしていくので、こういう風にタマに怒る『フリ』も大事なのだ。抑止力に繋がるからね。
 この担当者は先日の洗濯機の件もそうだが、全てヒトに指示して、自分では細かい部分を確認しない傾向がある。そのくせ口は達者で、メンツを非常に重視するタイプ(中国の中間管理職に多い)なので、こういう輩は中々手強いから付き合いづらいのよね。
 飴と鞭?じゃないが、ある程度は『感謝』の意思表示をしつつ、ダメな所はこちらで我慢せずに遠慮せずにダメ出ししないと、相手に「こいつ(ワタクシ)は、何かトラブっても、どうにでも言いくるめられるな」と思われると、どんどんサービスが悪くなっていくし、挙句、彼の上司に対しては、ワタクシのせいにされたりして!? 曲がった報告を平気でしたりするからね。

 日本人は遠慮がちで「ま、自分でやればいっか…」と、本来ならば相手の責務部分まで(相手に気を遣って?)此方が我慢して負ってしまう傾向がある気がする。ホテルなんかで見てるとそうだが、中国人の客は文句ばっかり言いまくっているからね。しかも全く悪びれずに…。ホントびっくりしてしまう。
 そんなワケで、日本人的美徳が理解されない場面では、しっかり自分をアピールする事もだいじ。これも長年住んで経験から学んだ事の一つだな。今更言うのもナンだが、やはり『郷にいれば郷に従え』である(笑)

 仕事はイツモ通り、午前中はデスクワークと部内研修講師、そして午後はスタジオに篭って芸術的創作活動である。

 夕方 3時過ぎに部の同僚たちに呼ばれたので行ってみたら、本日退社する子が皆にケーキをご馳走していた。面白いのは、中国では誕生日だったり退職だったり、何か特別な事があると、その対象者が皆にご馳走したりするのだ。実に不思議な風習。
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 中々美味しいケーキだった。

 夕方くらいから鼻水が出だしたし、喉も何となく痛い?様な気がしないでもないので、今日は 20時くらいに仕事を終えてまっすぐ宿舎に帰宅。さすがに昨日ずぶ濡れになったあとエアコンの部屋に缶詰だったのがコタえたらしい。少々風邪気味なのでパブロン飲んで早めの就寝。
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