中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

追徴課税

 木曜日、上海は曇り、気温は 28度で蒸し暑い一日。

 朝 7時半、寮にて起床。イツモの様に Radikoで J-Wave聴きながらのんびり準備して午前 9時に出社。
 午前中はフツーにデスクワーク。業務上、特に大きなトピックは無し。

 実は先日から『アプリで去年の税務調整をして下さい』とHR部門からずっと言われていている。これは日本で言う年末調整みたいな物なのだが、中国は 6/30までに終えなければイケナイらしい。
 しかしコレ、去年もやったのだが、外国人はアプリに登録できないのだよ。。。
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 このアプリなのだが、一般的な中国人は身分証明証番号でスルっと登録できるクセに、外国人が登録しようとすると、人脸识别だと左の様な画面になり外国人パスポートのエリアがそもそも表示されない。
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 そして唯一選べるのは大厅注册码での登録なのだが、これはパスポートを持って税務局の窓口で手続きをしなければイケナイらしいのだ。

 そんなワケで、仕方なく午後一から税務署に向かった。最近タクシー配車アプリ嘀嘀打车はフツーに呼ぶとタクシーじゃなくて『オフィシャル白タク』が優先的に配車されるので、フツーの一般車である。
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 …とは言え、客の評価制度が徹底しているせいで、その辺のタクシー運転手よりずっと丁寧で親切だったりするから中々快適。

 松江の税務署に到着。外側には何一つ税務署って表示されてないから、ホントに合ってるのかさっぱりわからん。
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 中に入って色々と人に聞きまくって、ようやく 3Fの税務局に入れた。中に入ったは良いが、例によって『総合案内』的な場所が無い。しかも係員は一々不親切極まりないので、目的を達成するまでに何人にも訊かなきゃならないのは『お約束』である。もう慣れたもんだ。
 挂号を引いて待つ事 5分。あっという間に呼ばれた。
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 窓口のお姉さんは恐ろしく無愛想だったが、一応ちゃんと登録のしかたを教えてくれてようやく登録完了。
 後はアプリ上で自分でやれば良いらしいので、もう帰って良いとの事。

 帰りもタクシーを呼んでフツーに走っていたら、目の前にヘンテコなビルが出現。何じゃこりゃ? 天井は単なるオブジェ?それともアンテナとか太陽電池とかそういうアレかしらん? 真ん中の無駄な穴の理由は? 土地だけやたら使って、有効面積が異常に狭い気がしないでもないんだけど? なかなかユニークである。
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 そして会社に戻って来てから、色々と手続き資料を見ながら手続きを進めてみた。要は年末調整である。「きっと 2020年に貰った給与と税金とで計算して幾らか戻ってくるのだろう」と軽い気持ちで、銀行口座等を紐付けして色々と進めて、最終的に『提交申报』ボタンを押したら…。
 なななななんと!あろう事か追徴課税が!!!
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 え〜〜〜〜しかも 8,500元(約 136,000円)も!?!?!? なんで?と思って人事の担当にチャットで確認してみた。
 すると、ワタクシ去年の 9月に転職をしているので、転職先企業(今の会社)では前職の所得状況(納税状況)が反映されないから、9月まで2020年度の給与が 0だった前提で計算され、その年収を元に課税されていたらしい。つまり新しい職場で貰っていた給与は、カナリ税金が安かったワケらしい。なるほどねー。どうりで去年、給与明細見て『税金安いなー』って思ったワケだ。

 いやぁ…しっかしココに来て追徴課税かよ。とほほ…。泣けるぜぃ。ま、でも払わないワケには行かないので払いましたよモチロン。
 今月は黄浦の家と松江の家とで二重のサテライト生活を始めるに当たって、こっちの寮に色々と買い込んだので、ワタクシ的には近年稀に見る大赤字である。まさかココで税金とはね。。。ツイてないぜっ、まったく。
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