中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

地下が似合う

 土曜日、上海は晴れ、気温は 30度。何とも蒸し暑い一日。天気予報では雨だった筈だがなぜか晴れ。まぁありがたい。

 朝 7時半、黄浦区の自宅で目覚め、まずは妻の全ての機械式腕時計のゼンマイを巻く。最近ワタクシが松江の寮に暮らす様になってからウチの奥さんの機械式時計は 3つとも 100%止まっている。「最近よく止まるのよ!」と文句を言われるのだが、今まで毎朝ワタクシが巻いてたから動いていたんだよ?自動巻なので着けてればずっと動くけど外すと 2日くらいしか持たないからね…と説明しても「面倒臭い時計ね」の一言。あはは。実に彼女らしい。細かい事を気にしないウチの奥さんにはクォーツの方が向いてるな。間違いない。

 午前中は部屋の掃除したり、何やかや家の事であっという間に過ぎ去る。そして午後は Logicを開いて納期が近い某作曲業務を数時間。

 午後 3時半に家を出て、今日は 10号線『交通大学』駅に向かった。バンド『Kill Automation』のリハなのだが、今日はいつもと違うスタジオを使ってみよう…という事になり、华山花苑というマンションの地下 2階にあるスタジオ(名前は失念)である。昔『Juju music studio』があった場所だ。

 マンションの駐車場にある物置小屋みたいな門を開けるとアングラ世界への階段が。
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 そして、船の中みたいな防水門を 3つくらい潜り抜けた先に部屋がある。
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 今日の部屋は一番狭い部屋らしい。うっひゃー!カビ臭ぇ〜(笑)見るからに不健康な空間。あはは。
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 まずはバラバラになってるドラムセットの修理から。シンバルは割れてるわタムの裏の皮は破けてるわチューニングはメチャメチャだわ…でマトモに鳴る様にするだけで 30分かかったw
 ま、持ち込みシンバルがあるから何とかマトモにリハできるまで設置完了。ワイドレンズで撮ると広く見えるがホント狭いのだよ。6畳くらいしかないw
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 でも実はこういう風にパズルみたいに組み合わせてマトモに音が出る様にする間が中々楽しかったりするのだよ。あはは。
 そしてみっちり2時間のリハ。アンプ類はマトモなので結構音は良い。地下室の割に意外とデッドなので音の判断もしやすいしね。ただ、本気で狭いので 3ピース(ドラム以外 2人)が限度だなぁ。
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 でもこのバンドにはこういう世界観の方が合ってる気がするから不思議。部屋がちょっとカビ臭いのだけが難点だな。

 終了後はメンバーが皆用事があったので今日は飲みに行かずにまっすぐ帰宅。(とは言えリハの間に缶ビール 500ml x 2本飲んでるんだけどねw)

 帰宅後はなんとなくダラダラしていたらあっと今に午前 0時過ぎである。嗚呼…休みの時間はなんでこんなに早いんだろう。
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