中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

測定してみると面白い

 月曜日、上海は快晴、気温は…なんと 4度! 朝っぱらから寒い寒い。突然の真冬である。
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 朝 6時、黄浦区の自宅にて目覚ましに叩き起こされる。嗚呼…眠い。
 バタバタと準備をして 6時半過ぎには家を出て息子を送迎バス乗り場まで送る。本気で寒くて泣けるぜぃ。

 午前 7時前に無事に息子を送り届けてからは一旦帰宅して、松江の寮に持っていく冬物の服を鞄に詰め込んだ。突然寒くなるんだもんなぁ…着るもの無くなっちゃうっつーの。
 そして例によって松江区某所まで約 2時間弱の通勤旅行。オフィス到着後は、今日は測定用のマイクを持ってきたので、まずは TANNOYと GENELECの周波数特性を測ってみる事にした。
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 測定ソフトウェアは、ほんとは PA業界ではほぼデファクトスタンダードである SMAARTを使いたかったのだが、何せ 10万円以上もするソフトを『軽くチェックするだけ』の用途で買いたくは無いので、色々とネットを調べてみたら、意外とオーディオ分野で使われてる!? らしい良さげなシェアウェアを発見したので、コレを利用。

 使用したのは REW (Room EQ Wizard)というソフトウェア。オフィシャルサイトはこちら→REW - Room EQ Wizard Room Acoustics Software

 カナリ細かいパラメータを設定できるので中々奥が深くて、最初は戸惑ったが一度わかってしまうと意外と簡単。一通り全部のスピーカーを試しに測定してみた。
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 普段のリスニングポジションにマイクをセットして同じ条件でスピーカーを切り替えて測定すると、違いが良くわかるし、全てのスピーカーで同じ様な『出っ張り』を示す場所は『部屋鳴り』なので予め知っておくのは非常に有益である。

 ちなみに測定用マイクを U87Aiに変えて同じ状況で測定しなおしてみたら、これまた少し違った結果が出たりして実に面白い。
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 U87の周波数特性って『まっ平』なのかと思っていたのだが、実は高域が美しくロールオフしてる事に気付いた。きっと人間の耳に近い特性なのだろう。測定用マイクは 20KHz近くまで真っ直ぐ表示するので、コッチの方が音が良いのかと思って、実際にヘッドフォン被って測定用マイクに向かって喋って音をじっくり聴いてみたら、寧ろハイがキンキンしすぎてウルサイ感じだった。なるほどね〜。良いマイクというのはフラットな特性とは限らないんだね。特性的にはフラットでも音圧との兼ね合いで指数関数的に人間の耳の聞こえ方に近い特性のマイクが『良いマイク』という事なのだろう、きっと。実に面白い!

 午後はデスクワークと創作活動が中心で、あっという間に夕方になってしまったので、1階のコーヒーショップに行ってちょっと休憩。
 窓から美しい夕日が見えたので外に出てみたらクッソ寒かった。忘れてたw
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 太陽の左下に見える点はレンズフレアですよ。iPhoneカメラはどんなシチュエーションでもホントに良く写るのだが、レンズフレアだけは頂けない。特に夜間に点光源がある絵だと100%レンズフレアが派手に発生するのだ。これだけ改善してほしいなぁ。

 その後もフツーに仕事して、午後 8時半過ぎには仕事を終えて寮に帰宅。洗濯物が溜まっていたので早めに帰ったのだが、なんと共用の洗濯機の中に取り忘れの洗濯物が放置されていて全然洗濯できなかった。何度も確認に行ったのだが、2時間半くらい待ってようやく空いたので洗濯開始。あ〜あ。最近入居した男性は、どうもダラしない人らしく、前回も乾燥機の中に一晩中洗濯物を入れっぱなしで乾燥機が使えなかったのだ。ホント困るわ。今度やったら文句言ってやろうw
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