中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

身元は大事

 月曜日、上海は曇り時々小雨、気温は 5度〜13度。冬らしい気候の一日。

 朝 6時、黄浦区の自宅にて目覚ましで起床。息子を叩き起こして準備させ、6時半過ぎに家を出て送迎バス乗り場まで自転車二人乗りで送る。
 そしてイツモの様に一旦帰宅して、今度は自分の荷物を準備して通勤旅行に出かける…つもりだったのだが、今日は息子を送ったあとに自転車で自宅に戻る際に、一瞬クルマに轢かれそうになってビックリした。

 ちょうど朝 7時くらいなので、皆んな通勤に急いでるのだと思うが、ワタクシがフツーに自転車で走っていたら突然駐車場エリアから車が飛び出して来たのだ。どうやら彼は右側から来る車の列が丁度切れたタイミングだったので、それしか見てなかったらしく、一時停止せずにそのまま道に出ようとしたモンだから自転車のワタクシとぶつかりそうになったワケさ。まぁ直ぐに気付いて急ブレーキかけてくれたのでぶつからなかったが、びっくりしたわホント。

 その後、自転車漕ぎながら帰りに色々と考えたのだが、いくらコチラが悪く無くても、もしアレでぶつかって派手に頭なんか打って意識を失ったら、ワタクシ完全に『身元不明者』じゃん!?!?。 何せ『手ぶら』なんだから、自分の身元を証明するものを何一つ持っていないのだ。

 そりゃ携帯は持ってるよ?でも結構カナリ?複雑なパスワードかけてるので直ぐには開けないワケさ。仮に誰かが救急車を呼んでくれても、ワタクシが何処の誰だか分からなきゃ、治療だってしてくれないじゃん?(中国の医療は基本的に『先払い』なので、下手したら救急車だって呼んでくれないかもしれない)

 いやぁ…普段フツーに生活してる時は全然考えもしなかったが、『手ぶら』で出かけるのって超危険だね!!!

 何かカバン等の荷物があれば、パスポートやら名刺やら色々他のもので手掛かりが掴めるけど、この国はスマフォだけあれば何でも出来てしまうので、今や財布すら持たなくなってしまったし、この国じゃ運転しないから免許証だって持ってないから、身元の手掛かりになるものは何も持ってないワケさ。ホントに何かの拍子に自分の意識が無くなったら完全なる『身元不明者』だよ。 妻だってワタクシが出かけた後に、安心してまたベッドに戻って寝ちゃったりする事も有るワケで、次に目覚めた時にワタクシがいなくても「あー普通に松江まで出かけたんだな」と思って、下手したら 2〜 3日くらい連絡取れなくても気にしないかもしれない(怖っ)

 TV『相棒』等の刑事ドラマでは『身元不明遺体』の話が良く出てくるケド(まぁ遺体になってしまったら気付くのが遅くても構わない?かもしれないが)身元不明の怪我人(つまり意識不明の重体)状態になった場合、そりゃ一刻も早く知人に連絡してほしいわな。だって身元が分からないと治療すらしてくれないんだから、この国は…。

 そんなワケで、急に怖くなって携帯のケースに自分の名刺を一枚入れておく事にした。ワタクシの iPhoneのケースは半透明ゆえ、うっすらと中の名刺が見えるので英文表記側を上にしてセット。コレなら何かあっても、直ぐに外国人だという事が判るし、会社に連絡すれば妻の連絡先も直ぐにわかるからね。
 ま、考え過ぎかもしれないが『転ばぬ先の杖』ってヤツですよ。最近五十肩をはじめアチコチ体調が悪いし、老化も感じてるので、いつ突然脳梗塞やら心筋梗塞になるか分からんしな。どんなに手ぶら状態でも、今や携帯だけは持ってる可能性が高いので、コレが一番妥当な対策だろう。見た目ちょっと(カナリ)ダサいけどなw
 何せ、常に誰か知人と一緒に居るワケじゃないし、突然何かあった際も『常に自分の意識があるもの』と考えるのは危険なオトシゴロになって来たからねw あーイヤだイヤだw

 さて、そんな事を考えながら約 2時間弱の通勤旅行をしてオフィスに到着。空はドンヨリと曇ってて薄ら寂しい空気感満載である。
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 仕事上のトピックは特にココに書ける様な内容は無し。ま、ほぼイツモ通りである。

 気付けばあっという間に 21時半を過ぎていたので、スタジオ機材の全ての電源を切って徒歩 10分通勤にて寮に帰宅。

 ザッと熱いシャワーを浴びた後は、ワイン片手にルパン三世 Part6の録画なんか観ながらノンビリと過ごす。
 午前 0時過ぎ、良い感じに眠くなったので就寝。そんな代わり映えのない月曜日。
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