中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

それでもPCRは必要

 土曜日、上海は雨のち曇りのち晴れ。気温はなんと 30度越え!

 朝 7時くらいに目覚めトイレだけ行って直ぐまた二度寝し、次に目覚めたのは午前 10時過ぎである。昨夜は 22時半には寝てしまったので、ほぼ 12時間近く寝た事になる。どんだけ〜?

 今回のロックダウンを経験した各位が色々な場所で話をしているが、確かに体力が落ちているのは事実っぽい。直ぐに疲れてしまうのだ。あんだけ寝たにも関わらず丸一日ボンヤリと眠い一日だった。
 「ヲレはそもそも引き籠り体質だから、ロックダウンしたって普段の生活は大差ない!」なぁんて信じて止まなかったのだが、実際にロックダウンが解除されて、移動範囲が広がるとやはり普段よりは歩くし、考えてみたら2ヶ月間ほとんど階段は使わなかったからね。体重が増えた分、フツーに散歩するだけでも結構疲れるのだよ。実にオマヌケ。少しずつリハビリしなきゃね。

 さて、朝はパンを外卖して約 2ヶ月ぶり?くらいでトーストを食べて感動し、お昼はずーっと食べたかったピザを出前してみた。

 いやぁ…ピザってこんなに美味しかったっけ? 思わず昼間っから缶ビールを開けたのは言うまでもない。
 妻と息子と三人でペロっと 2枚を平らげ、かなりの幸福感に満たされたら何だかまた眠くなってきたが、今日は午後 2時(日本時間の午後 3時)から日本に帰国になった音楽仲間のワタさんが YouTubeライブで、某ビッグバンドのライブに出演する?という情報をご本人から頂いたので、画面の前で正座して待機である。

 そして約 5分遅れ?くらいかな?でライブスタート。此処が上海である事を忘れてしまう程のクリアな映像&音でびっくりである。

 いやぁ…いい時代になった。コレ、プロダクションスタジオじゃなくて、一個人が自宅の地下から配信しているらしい。ホント凄いわ。こんなに大勢が一度に入れる事もだが、全ての楽器にマイクをつけてちゃんとミックスしてる所が凄い。カメラも俯瞰x1、ヴォーカルx1、Sax列x1、Tb列x1、Tp列x1、ドラム x1、MCx2と、全部で 8台くらい?をリアルタイムスイッチングしながら切り替えて放映していた。しかもどれもシッカリとフォーカスが合っていて驚いた。(一部メンバー紹介等で、途中で AFが効いて外れる場面もあったが、それ以外は殆ど「カッチリと」合っていた。)しかもどうやら一台一台ホワイトバランスまで取ってるっぽく、スイッチしてもかなり自然な色味だった。なかなか素人で此処までやる人は少ないと思う。

 この新型肺炎での隔離生活を機に、日本では個人でライブ配信をするニーズがグッと増えた様で、今までは映像とは縁遠かったミュージシャンの仲間たちが比較的多く映像機材を導入していて驚く。(今は blackmagic design社から比較的安価でカナリ使えるスイッチャーが出てるしね)
 でも映像はビデオケーブルの取り回し等が面倒で、全部HDMIでやるわけには行かないだろうから、一旦SDI等に変換して…等々、想像しただけでもカナリの手間だと思われる。各所にコダワリも感じられ、正直「よくココまでやったなぁ…」という感じである。

 メンバー紹介でワタさんが映ったので画面を iPhoneで撮ってみたw お元気そうで何より。

 そして約 1時間強の演奏は無事終了。いやぁ…なかなか楽しかったし、色々と配信における課題点(特に音響)が見えてきて勉強になった。モニタは見当たらなかったのでドラムとヴォーカル以外はほぼ生音?で演奏していたっぽいし。まぁカブリを考えると室内にPA置く訳にも行かないだろうから、もしやるなら全員イヤモニ?か、潔く「なし」って選択肢しか無いと思われる。イヤモニは全員個別に調整しない限り自分の楽器の音が聞こえなくなったりして現実的じゃ無いからね。

 何はともあれお疲れ様でした!

 その後はいい具合に雨も止んで外は晴れてきたので、妻と息子と 3人でお散歩がてら近所まで PCR検査を受けに行った。空を見上げたら綺麗な鱗雲。

 でも異常に蒸し暑い!

 午後 3時半を回っていたので、検査場は誰も並んでいなくて直ぐに検査してもらえた。ラッキー。
 帰り際に自撮りで検査場を撮ろうと思ったら太陽が眩しすぎて思わず目をつぶってしまったw

 あまりに暑かったのでコンビニに寄ってアイスなんぞ。アイス食うのも 2ヶ月半ぶりだ。


 そんなシアワセな!? ロックダウン解除後 4日目。端午节の連休 2日目の上海である。とにかくリバウンドしない事だけを祈る今日この頃。
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