中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

PCRと共存する社会

 木曜日、上海は晴れ時々くもり、最高気温は 37度。今日もクソ暑い一日だった。

 朝 6時起床、モラトリアム期間に入ってから全然ココロが落ち着かないのでイマイチ睡眠が浅い今日この頃である。あーもぅ…早く落ち着きたいわ。とにかく全てのビザ更新の手続きが完了しない限り気になってユックリ眠れやしない。ま、考えたり悩んだりした所でどーにかなるワケじゃないから放っておくしか無いんだけどね(苦笑)

 最近は、ロックダウン中に寮で大量に買い込んだコーヒー豆を消費するため!? 毎日保温ポット一杯にコーヒーを作って持ち歩いている。

 ワタクシは自宅ではドリッパーを使って一杯ずつコーヒーを作っているのだが、ペーパーフィルターが豆の脂分を吸ってしまうのが嫌なので、大昔に日本で購入してきた『HARIO』というメーカーの金属製のドリッパーを愛用している。コレはペーパーフィルターで濾すのと違って、非常に細かい『金属製の網』で濾すので、コーヒーの脂分が紙に吸われずに、ちゃんとコクのある濃ゆ〜いコーヒーを作る事ができるのだ。

 しかし、コレはカップ用に設計されてるので、ポットの口だと小さ過ぎて全然安定しないから、500ml落ちるまでの結構長い時間、ずっと左手で支えてなきゃイケナイ…という情けない修行を毎日行っているワケさ。我ながらオマヌケ。本来なら一度カップに淹れてからポットに移せば良いのだが、温度が下がり過ぎてしまうのでこうして無駄な修行を楽しんでいる…という。変なヒト。

 午前 9時過ぎに家を出てイツモの店に自転車で向かい、午前中から資料のチェックである。150ページ以上もあるパワポ資料なので、目を通すだけで丸一日かかりそうだ。

 あっという間にお昼になってしまったので、まずは近所まで歩いて PCR検査を受ける事にした。最低でも一日置きには受けておかないと何処にも行けないからね。

 まーったく面倒な世の中になったものだ。世界各地では withコロナ?とか言ってウイルス自体と共存する道を選んだが、この国はゼロ政策なので、言うなれば『with PCR』生活である。 聞く所によると数ヶ月前に一足先にロックダウンを解除した深圳市でも、数ヶ月経ってもいまだに何処に行くにも PCR陰性証明が必要らしいので、これマジで『PCR検査と共存』の道を歩んでいく事になりそうだ。あ〜あ、いやだなぁ。

 その後は近くのコンビニに行ってお弁当を購入して一旦戻ってから軽く食事。午後は睡魔と戦いつつも、前職のHR担当から離職証明関係の問い合わせが来たので対応。そしてその後は居留許可の取り消しと停留許可発行に関するやりとりである。あぁ…ビザ関連はホント面倒だ。しかも今だにアチコチの小区で濃厚接触者に伴う封鎖が起きてるので、一応日程のスケジュールや確認こそするものの、その通り進むとは限らないから色々保険をかけておかなきゃならない。なにせ停留許可は 30日しか無いのだから。。。
 こりゃもう祈るしか無いワケさ。21世紀の大都市なのに!『神頼み』ってなに? 実にプリミティブ(笑)

 午後もずーっと資料を読み続け、18時過ぎにようやく全部読み終わった。ふひーっ。疲れた〜!
 しかし『目を通した』というのと『理解した』という二つの事象の間には深く大きな深淵があることは言うまでもない。あ〜あ、先が思いやられるぜぃ。
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