中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

気温が40度超えた

 日曜日、上海は曇り時々晴れ、気温はなんと 41度まで上がったらしい。ついに 40度超えの季節の到来である。

 朝は 7時に目覚ましの音で起床、6時に一度目覚めたのだが珍しく二度寝をしてしまい、午前 7時の目覚ましで起きた。今日は朝一でウチの小区の一斉 PCRスクリーニング検査が行われるのだ。メガホンの怒鳴り声で起こされるのは好きじゃないので目覚ましをかけておいたワケさ。

 てなわけで、トイレに行ったあと、軽く顔を洗っただけで直ぐに着替えて検査会場へ。

 近所の住人達に混ざってサクっと検査を受ける。

 そして、朝日が眩しい帰り道、なんとなく雰囲気が良かったのでちょっと写真なんか撮っちゃったりして?

 フツーは小区のスクリーニング検査の場合は小区を封鎖して内部で行うものなのだが、ワタクシが住んでいる黄浦区の某『老房子』エリアは、小区の単位が非常に小さく、近所にある5つくらいの小区を纏めて一箇所で PCR検査を行うので、こうして検査の時も外の道を歩くことができるのだ。(…とは言え、もしこのエリアで陽性者や濃厚接触者が出たら、5エリア全部封鎖されちゃうんだけどね。なので結果は同じだけどw)

 帰宅後は、ざっと部屋の掃除をして(元々この部屋は床が白いタイル地なので気づかなかったが、掃除機の中は猫の毛が山盛りだった) そして昼前に宅配が届いた…という連絡が入ったので取りに行く。
 何かと思ったら昨日頼んだビールがもう届いていた。最近タオバオもめっちゃ早く届く様になっていい感じである。

 そして、その後は重い腰を上げて、最近はすっかり手が遠のいてしまった、プライベート側で作ってるバンド『黑莉莉』の新曲のドラムトラックメイキングに手を付ける事にした。

 今は転職に伴うモラトリアム期間で、しかも今は丁度ビザがキャンセルになって停留措置申請中ゆえ気分的にも全然休まらないし、新しい仕事はまだオフィシャルに正式に始まった訳では無いのだが、覚える事が山盛りなので在宅勤務状態で一歩も外に出ずに部屋に引き篭って、ほぼ一日中机に向かっている状態なのだ。

 加え、妻と息子が田舎に帰ってしまったので、イツモなら常に突然降ってくる!? 妻からの割り込みの手伝い仕事も無いから、ここ数日は時間の使い方が下手くそで仕方ない。『ズルズル』と常に新しい仕事の事を考えて引き摺ってる状態で、なかなか『けじめ』をつけられず、常に頭のどこかでモヤモヤと考えていて他の事が手につかない…という。イカンいかん!

 てな訳で、気分をガラっと変えて仕事の事は忘れ、今日コレを全部仕上げてしまう事にした。黑莉莉のワカモノ達のレコーディングも近い事だしね。

 暫くしたら、珍しく上海市から『特別注意報』のメッセージが入ったので、何かと思って確認したら『高温注意報』だった。ずっとエアコンの効いた快適な部屋の中で過ごしていたので気づかなかったが、iPhone確認したら外はリアル 40度だった。まじか(怖)

 その後も作業に没頭していたら、夕方になってブラインド越しに西日が差してきた。ふと左側に視線を感じたので目を移したら、黒いベールを被った美しい女性が顔半分を覗かせてワタクシを眺めていた。(そんな風に見えない?)

 「ヲイヲイ、そんなにヲレを責めないでくれよ。ワザとじゃないんだ。『なりゆき』でこうなってしまったんだよ」と壁に向かって日本語で言い訳してみたのだが、もちろん彼女は返事をしなかった。そりゃそうだ。多分彼女が正しい。

 そのまま作業を続けて、マルチトラックオーディオデータの書き出しまで終えてメンバーとの共有サーバー(百度云)にアップロードして作業終了!

 夜はワイン片手にカーグラフィックTVの録画を数本観て、23時前にはベッドに入った。そんなパッとしない日曜日。

 さて!明日からまた新しい一週間が始まる。上海市内ではまたアチコチで感染再拡大に伴う小区封鎖が始まってるので、とにかくこれ以上広がらない事を祈るのみである。

 寝る前に、同居猫が暗がりの中で、ワタクシの心を読んだかの様なタイミングで、小さく「にゃっ」と返事をしてくれたのが嬉しかった。
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