中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

3年ぶりのルシアンルーレット

 月曜日、関東地方南部は晴れ、気温は5度。相変わらず寒い日が続いている。

 朝 7時起床、色々と準備して 9時頃に家を出て、私の命の恩院『がん研有明病院』に向かった。今日は3年ぶりの検査の日なのだ。

 流石に通勤ラッシュを過ぎた湘南新宿ラインはガラガラである。感染予防の観点からも空いてるのは非常にありがたい。

 大崎でりんかい線に乗り換えて国際展示場で下車。駅前に大きなホテルが出来た関係か、だいぶ様変わりしていて少し戸惑う。
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 そして向かうは命の恩院。
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 この静かな佇まいを見ると、感謝や懐かしさと共に、とても複雑な思いに駆られる。今もなお、この中で非常に多くの患者さんが戦っているのだからね。
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 ココは一見さんお断り?と言うか、別の病院からの紹介状が無いと基本的には入れないし、日本のがん治療の最先端の病院と言っても過言ではないので入館するだけでも結構厳しいのだ。本来なら帰国後すぐに検査を受けたかったのだが、海外からの入国者は10日間は入館禁止なので、ようやく本日入れた次第である。

 まずは血液検査を行い、二階のいつもの消化器外科に行って色々資料にサインして、その後は直ぐに内視鏡(胃カメラ)である。何度やってもコレは苦手なので鎮静剤を打ってもらい寝ている間に検査完了。目覚めたら1時間過ぎてたのでビックリ。

 続いて造影剤を入れたCTである。
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 造影剤は身体が熱くなるのでキモチ悪いが、暫しの辛抱。

 全ての検査が終わって、午後3時半過ぎ、やっと朝飯が食える。腹が減ってシニソーだったので、一階のコンビニでサンドウィッチを掻っ込んだ。

 そして待つ事 30分。結果を聞きに診察室へ。

 私の担当医はこの新型肺炎騒ぎでワタクシが帰国できなかった3年間の間に退職されたらしいので、今日は知らない先生だった。なんかキンチョーする。

 とりあえず検査結果を並べて色々と説明して頂いた所、結果から先に言うと

 『何処にも転移の兆候は無し!』らしい。

 いやぁ…良かった。マジで毎回、コメカミに当てたリボルバーの拳銃が「カチッ」とカラ撃ちした音が聞こえる様な気がするのだよ。
 このまま最後まで弾が入ってない事を祈るわ。なにせワタクシの GISTは統計学的には 10年間で再発の可能性は 50%に近い、つまり 1/2の確率らしいので…(怖)

 とは言え10年経てば一気に確率が下がるらしいので、あと2年半の辛抱である…頼むよ~!ほんと!

 帰りに見た夕日は何だか壮大なドラマを感じさせる絵であった。生きててよかった。

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 そして、帰りに最寄り駅のソフトバンクショップに寄る。昨日、大方の時間帯で仮に予約を入れておいたのだ。ほぼ「ぴったり」の18時に到着。我ながら流石。f:id:hayap24bit:20230131212429j:image
 今日は自分の日本携帯の SIMカードの交換である。先日、母の携帯の契約を更新する際に「そういえば自分の携帯もガラケー用の 3G SIMだったな」と急に思い出したのだ。基本的に一時帰国時の利用、及び海外でのローミングでしか使用していない番号ではあるが、日本での 3Gサービスが終了すると同時に日本ではこの SIMカードは使えなくなる筈なので、海外での GSMローミング?(あるいは3Gローミング?)サービス自体も使えなくなるのかな?…とフト心配になったのである。

 窓口で、旧 Vodafone の大型SIMをカットして作った nano-SIMを見て若い店員が感動していた。「こんなの初めて見た!」だとさ。あはは。そりゃそうだ。下手したら君たちが生まれる前から使ってる?かもしれない程古いんだもの。

 ただ、やはりスタッフの教育が中途半端で判ってないから嫌になる(あるいはワザとスッとぼけてるのか?だとしたらかなり悪質だが)

 とにかく 「iPhoneは『機械の性能の問題で』パケットサービスとセットになったSIMしか使えません!」の一点張りだったのだよ。アフォか? まるで SIMの内部に iPhoneか否かを判断するチップでも入ってる様な説明で、ガラケーの SIMは絶対使えないと言い張るから、腹が立ったので敢えてガラケーを契約してやった。(私は契約期間が長いのと 3G乗り換えキャンペーン中で、タダでガラケーくれるらしかったので)

 「音声通話とショートメッセージだけ送受信できれば良いので、イザとなったらこのガラケーを海外で使うから大丈夫です!」と言って半ば無理やりガラケーで契約。

 帰宅後に涼しい顔して iPhoneに刺したら勿論フツーに通話&ショートメッセージが使えたのは言うまでもない。あったりめーだっつーの。

 ワタクシの iPhoneはデュアル SIM版なので、Softbankは通話とSMSだけ出来ればOKなのだよ。 帰国中はプリペイドの容量フリーの16日間SIMを入れてるし、中国に帰れば联通のメインSIMに差し替えて、毎月 60Gのパケットが使い放題なのだ。つまり世界中何処に居ても Softbank回線では全くパケット通信を使わないのに、それでも月最低 3,000円とか払うのはアフォらしいからね。

 てなワケで、無事に月 1,000円ちょっとのガラケープランに変更完了。コレで 3G電波が無くなっても生きていける。

 帰宅後はオシゴト。ホントは今日は丸一日通院になる事が判っていたので有給を取っているのだが、まぁ仕事が溜まっているので仕方ない。休みでも『働くおじさん』である。とほほ。

 ま、何はともあれ、検査で問題が無かったのが何よりうれしい!これで数か月は不安なく生き延びられるワケだ。めでたしめでたし!

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