中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

案の定?

 火曜日、広州は曇り、気温は 23度。

 朝 7時に自然起床、ほぼいつも通りに準備して午前 9時過ぎに家を出てシェアサイクルで約 20分の自転車通勤。
 今日はワタクシが走るルートの真正面を散水車がまさにワタクシと同じくらいの速度で走っていたため、モロにカブって10分もしないウチにシットリとイイ男になれた。

 この辺は開発地区なので土埃が常に舞っているため、散水車が非常に多いのだよ。

 さて、オフィス到着後は、午前中から昨日発生した事案に対する対策を相談するため、頭の痛い会議を 1時間。
 エラい人たちの考えとワタクシの考えは平行線なのだが、もちろんワタクシはヲトナなので真正面から相手を否定するような事はしない。ちゃんと話を聞いて「この人の立場だったらコッチの方が大切なんだろうな…」と半ば呆れながら、ただただ頷くだけの忍耐の 1時間。

 昼は、隣の部署の女の子から「ちょっと紹介したい人が居るんだけど」と言われ、猫カフェで待ち合わせして 6人で食事。どうやら隣の部署のサウンドグループの音楽家達らしい。良いねいいね。最近は常に馬車馬サラリーマン状態だったので自分が音楽家である事をスッカリ忘れていたよ。なのでタトゥーをして屈託なく笑うイカした兄ちゃん達に囲まれたら、何だか照れくさい『場違い感』を感じてしまった。今の会社に転職する前までは(上海に居た頃は)ヲレもずっとコッチ側のヒトだったのにね。
 あ~あ。最後にスタジオに入ったのは何時だったかなぁ?もう半年以上前だ。そろそろ爆音を出したいぜ。そうじゃん!ヲレ音楽家じゃん!忘れてたよ。。。

 午後は午後で、日本とのTV会議。そしてその後は某別 PJの PV楽曲の差し替えが発生したのでそれの対応をして、直ぐにまた次の会議に出席。今日は会議だらけだ。
 会議の合間には、朝一の会議の上司から小言?みたいな提案がヤマほど来てカナリうんざり。あまりの多さに鳥肌が立ちそうになった。コレ全部に返答しなきゃイカンのか…なんたる時間の無駄だろう! 嗚呼…やっぱり女性上司は苦手だわ。ワタクシの人生、今までこのパターン多過ぎ!一体どんな運命なんだ? ほんと鬼門。

 人間は不思議な生き物で『イヤだ』『イヤだ』『うんざりだ』とずーっと考えてると、本当に体調まで悪くなるもので、夕方くらいから身体がどよーんと重たくなって来た。『病は気から?』…って言うとちょっと使い方は間違ってると思うが、肉体は『精神の器』でしかないんだよね。つまりココロの有り様でどうにでもなってしまう…って事だな。ネガティブな状況に対して過剰に反応すると身体の調子が悪くなる…という。小学生が学校行きたくない時にお腹が痛くなるアレと同じだw きっと。

 とりあえず午後 6時を過ぎていたので、同僚らと夕食に出る。最近、外はピンク色した不思議な花が沢山咲いているがどうやら桜では無いらしい。

 イマイチ食欲も湧かなかったが、テキトーに胃に押し込んだ。そして、そのままオフィスに戻って仕事を続けようと思ったら、どーにも我慢できないくらいに身体がダルくなってきたので(どーせ気分的な問題だろう…とは思ったが)念のため 19時には会社を出てタクシーで帰宅。

 帰宅後、直ぐに熱を測ってみたらご覧の通り。あ~あ、やっちまったぜぃ。

 どこで貰ったんだろ? まーったく分かりやすく反応してくれる身体だ。

 でも、数字の絵面からみる高熱のインパクトは殆ど感じなかった。ただ身体がダルくて節々が痛いだけである。以前 2019年の夏に原因不明の 40度近い高熱x10日間という地獄を経験しているので、熱に対する耐性ができてるのかもしれない。38度代は「え?こんなもんだっけ?」って感じで、比較的平気に動ける。とりあえず市販薬の風邪薬を飲んで、そそくさと寝る準備。

 寝てるときに起こされるのがイヤなので、寝る前に先に妻に連絡したら「それコロナじゃなくてインフルエンザだよ、今上海でもメッチャ流行ってる!とにかくポカリ飲みな!ポカリとかアルカリイオン水を沢山買って飲みまくりなさい!」と言われたので、ボーっとした頭で『扑扑』からポカリをオーダーしてみた。

 そしたら 20分で届いたので、とりあえずポカリを一本ガブ飲みして、そのまま服を脱いでベッドへ。

 きっと今までの疲れがドッと出たのだろう。「これで明日会社に行かなくて済む!」と思った瞬間、心の底からホッとして安らかに眠りましたトサ。
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