中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

ベースの収録

 土曜日、広州は曇り、気温は 28度。相変わらず裏切らないパッとしない天気の広州。

 朝 7時半に自然起床。今日が週末だった事を思い出して、そのままベッドの中でウトウトして、次に目覚めたのは午前 8時過ぎである。
 とりあえずコーヒー淹れてトーストを齧り、ぼーっとネットを眺めていたら、「そういえば来週末から暫く上海に戻るんじゃん!」と急に思い出して、小型のスーツケースを購入する事にした。今、広州に持ってきてるのは一番大きなタイプなので、ちょっとした行き来だと中が埋まらないからガタガタと動いて何気に不便なのだよ。しかも樹脂製なので、中を埋めて上げないと機内で他のスーツケースの重さで潰れちゃうからね。

 そんなワケで、午前中はタオバオで小型の20インチとか21インチくらいのスーツケースを探す。折角なので『一生物!?』と呼ばれている "RIMOWA" なんか見てみたら、なななんと! 1万元以上(日本円で 20万円くらい)するじゃん(驚)びっくりさ。ケースだぜ? 中はカラッポだぜ? そんなもんが20万もするワケない!…と思って日本のサイトを見てみたら、日本でも 20万くらいで売っていて納得。なるほどね。皆が持ってるアレってそんなに高価なものだったのですね。。。知りませんでしたわw あはは。

 流石に 20万円も出すなら Genelecのスピーカーを買った方が 10倍くらいシアワセになれるので、中国のバッタもんを探してみたのだが、なかなかアヤシいものばかりで、どうも触手が伸びない(それに安すぎるのだよ。平均的に200〜300元くらい(4,000〜6,000円くら)なのだ。今回のスーツケース追加購入の目的の一つとしては『中味がカラッポでも潰されない』ケースが欲しいので、多少高くても、ある程度『ちゃんとした』ものが欲しいんだよ。
 今のPJが終わったら(終わらなくても今年の後半くらいからは)上海〜広州をかなりの頻度で移動する予定(単純に「そうしたい」という希望的観測…とも言うが)だからね。そういう希望的な夢も視野に入れつつ?お買い物は楽しまなきゃ!

 てな感じで、うんうん唸る事 3時間。ようやく決めました。サムソナイトの子会社のアメリカン・ツーリスターというメーカーが、結構しっかりしたアルミケースを出していたのでそれにしてみた。 明後日届くらしいのでちょっと楽しみ!

 午後は、今日は日本側に提案するための参考 Demoを録る予定なので、まずはベースの弦の交換から。

 ワタクシのベースは 5弦ベースなのだが、下4本はレギュラーを張って上に Hi-Cを張っているので、毎回ちょっと変則的な購入方法だったりする。中国産の 0.32の弦が思いのほか安くて良いので、コレにダダリオのニッケルラウンドのオレンジ(EXL-160)を組み合わせるのがマイブーム。

 交換後は久々に自宅で ProToolsを立ち上げてヒタスラベースの録音。

 今回の曲は tempo=200をゆうに超えているハードロック曲なのでワタクシには珍しくピック弾きである。

 ゆえに右手は全然問題ないのだが、あまりに長い事ベースを弾いていなかったので、なんと左手の人差し指にマメができてしまった。あ〜あ。カッコ悪い。

 テンポがクソ速いので運指が追いつかず、ついついグリッサンドを多用してたらコレですよ。いかに普段練習してないかが判る。指の皮がぷよぷよだもの。昔は弦の形が浮き出る程あーんなに硬かったのに。そりゃ豆だってできるわな。

 そして 19時過ぎに一通り録り終わったので、軽く夕食をとったあとは、そのままPTを使う別の仕事を一気に片付ける事にした。
 本来オーケストラ収録を予定している楽曲のデモがあまりに『簡単すぎる』ため、試しにゲームに入れると寧ろ『情けない』感じになってしまうので、ある程度リバーブ等をかけて『それっぽく』鳴る様にする作業である。
 別にこんなのワタクシの仕事じゃないし、どうせ差し替えるのだからコダワる必要は無いのだが、とはいえBGM担当はワタクシなので、チーム側に「だっせーな」と文句言われるのもワタクシなのですよ。なので、いくらDemoとは言え、ある程度はマトモに鳴らないとワタクシのセンスが疑われちゃうからね。

 そんなこんなで 23時過ぎまで。

 そこからビール片手にダラダラして、午前 1時就寝。
 明日は日曜だけど五一节の振替出社日なんだよなぁ。。。。いやだなぁ。。。。
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