中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

無事退院

 本日、無事に退院できた。まだ痛みはあるのだが、入院前に体力をつけていたのが功を奏したのか、術後の経過が非常に順調で、諸々の検査の結果が良かったので退院日が前倒しになったのだ。

 いやぁ…怒濤の入院&手術であったが、何はともあれ4時間に渡る手術は無事成功し、ちゃんと生きて実家に戻る事ができて嬉しい。

 イマドキの病院は腹腔鏡での手術の場合は傷が比較的小さいため、実際に切った傷よりも、麻酔によって眠ってしまった肺や大腸を元通り動かす事の方が重要らしく、とにかくリハビリを重視して『歩かせる』ので中々ベッドに寝かせてくれないのだ。(まさか手術の翌日から立ち上がる事になるとは思わなかったよホント)
 写真は最終日に5Fの屋上庭園から眺めた空。上海と違って東京の空は綺麗だ。

 点滴やドレーンが取れてからは自由に歩き回れるのだが、やはり傷が痛いので正直あまり動きたくない。でも外はとても気分が良かった。

 退院を目前にして、夕日も印象的に見える。

 考えてみたら入院中、全然写真を撮っていなかった。でもイザ退院が決まるとイロイロと記録として撮りたくなるから不思議だ。元気になった証拠ですな。リハビリで毎日歩いた廊下の突き当たりから遠くに東京タワーが見えた。

 さて、明けて本日退院日。天気予報では雨の予想だったのだが、朝から結構な良い天気で良かった。傷がまだ痛むし荷物もあるし実家まで 1.5Hくらいかかるので傘は差したく無かったから助かった。
 イロイロと朝から退院手続きでバタバタ。恐怖の会計は。。。予想通り3桁万円ナリ。車が買えるぜぃ。サスガに保険無しの自費ではキツい額だが、私が受けた医療の質を考えると安い方だと思う。
 有明病院は本当に良い病院だ。医師のみならず、看護士、職員とスタッフ全員が本気で患者の目線に立って考えて下さるし対応して下さった。
 自己犠牲…では無いが、これだけヒトに尽くして、ほんと休み無く動き回るスタッフを見て「『仕事』って何だろう?」…とオオマジメに考えてしまった。コレが中国だったら、どんな職業でも「ちょっとした時間があったらサボろう」…的な発想が必ずどこかに有るものだが、ココは全く無い。スタッフ全員が、時間があったら自ら進んで仕事を見つけて飛び回っていた。ホント感動。日本人ってステキだ。

 帰りはサスガに立ち続ける自信が無かったので、なるべく座って帰れるルートをとった。まずゆりかもめで新橋に出て、そこから東海道グリーン車に乗る。意外とチョットした揺れでも痛むので、なるべく揺れない2階建ての1Fに陣取ってみた。

 今はSuicaが有ればホームでグリーン券の手続きをするだけで、後は好きな席に座って天井に翳すだけでOKなのね。便利な世の中だ。

 二階建て車両の一階席から見る風景は、重心が低く這うように走るので線路(地面)がとても近い。とてもスペイシーで普段よりスピード感があって楽しかった。

 お陰様でとても快適に帰宅する事ができた。実家の最寄り駅で、何故か無性に地元のシウマイが食べたくなったので購入。昔から全然変わってないねコレ。

 いやぁ…何とか自宅まで辿り着けて良かった。でも帰宅後は一気に痛みと疲れが出てそのまま倒れる様に寝てしまったのは言うまでも無い。
 まだまだ完全復帰には程遠いなぁ。。。暫くは自宅療養を余儀なくされそうだ。でも何はともあれ退院できて良かった!
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