中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

仕込みとゲネプロ

 いよいよ本番の前日となった。本日の札幌地方は曇り時々小雨。風が非常に強くて寒いくらいだった。明日の天気が本気で心配になる。花火は多少の雨は問題無いが風が強いのは致命的なので風があまりに強いと延期にせざるを得ないらしいのだ。天気ばっかりはどうにも出来ないので、とにかく祈るしかない。。。

 ワタクシは音楽担当なので今日は自分の機材仕込みと音出し&調整をメインに行った。今回の音響担当である札幌の業者さん『K's sound』さんの仕事っぷりが素晴らしくて感動してチョット泣きそうになった。これぞプロフェッショナルである。強面のおっかなそうなお兄さんばかりなのだが、非常に丁寧で親切、且つ『こだわり』を持ってセッティングして下さったので音響としては素晴らしいものが出来上がった。
 何せ 1万人以上の規模の野外ライブである。広さも尋常ではないから、各スピーカー毎にディレイを噛まさなければならない。今回 15inch x 4発に加え 18inch x 2のスーパーウーファーを合わせて、コレで1セットで、それが 30m間隔で 10セット近く置いてあった。コレとは別にプレミアムシートにも数セット置いてあるワケだ。
 ちょっと写真ではこの『壮大感』は全然伝わらないかもしれないが、それこそ 1辺が 500m 以上ある広大な土地の何処に居ても音がステレオ感を感じられる工夫が随所にみられて感動した。


 流石に各ブロックでディレイを計算しながら音を作るのでメインの卓も巨大である。

 そしてココがワタクシのコントロールブース。例によって!? 林檎3台を駆使し、01V96で纏める。


 特筆すべきは『出音』である。パフォーマンスを含めたゲネ(ランスルー)の前に、全てのスピーカーを生かした状態で明日の本番同様の音量出して音響だけのテスト行ったのだが、機材をスタートさせた後、会場側までダッシュで走って『お客様の気持ち』で音を聴いてみた所、自分で言うのもナンだが、本当にトリハダが立つ程感動してしまった。
 野外ゆえ懸念していた重低音が足りなくなる件も、準備して頂いたスーパーウーファーが効いていて全く問題ない。っつーかクラブみたいに低音が効いていて腹に来るキックが超気持ち良い。曲の途中で狙っていた『PANを駆使したトリッキーなパート』もスピーカーを 30m毎に L,R,L,Rと並べて下さったので、どの位置に居てもちゃんとステレオ感がある。いやぁ…素晴らしい。

 自分の作った楽曲が、野外でこんなに大音量で、上から下までキッチリ再生されているのを聴くと自然と顔も綻んでしまい、鳥肌たてつつニヤニヤしてしまった。こんなに嬉しい事は無い。ホント大変だったけどやって良かった。コレだけでも十分満足だ。心配していた SMPTEの同期信号も全く問題無くて一安心である。
 さて!明日は本番。ホント天気だけが心配だ。