中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

ピンチはチャンス

 日曜日、上海は晴れ。昨夜の疲れが残っているのに朝一から外の工事のおじさんの会話で起こされる。なんで6時半からあんなに大声で会話してるんだろう? コッチのヒトは基本的に自分の事しか考えて無いから呑気で陽気で良いんだけど、普通日曜の朝6時半って寝てる人が多いと思うんだよなぁ…。
 とは言え、今日は一時帰国の移動日なので、まぁ早起きする分には構わないので、そのまま起きる事にした。
 そして気になっていた MacBook Airの調子を見る事にする。昨夜のイベントで雨に降られてしまってから、ずっとディスプレイヒンジを開いたまま干していたのだ。まぁ外は土砂降りだったがテント内だったので、実際にこのマシンにカブったのは霧雨程度だ。しかもハンカチで拭きながら作業していたので多分大丈夫だとは思うが、もしかしたらキーボードの隙間から水が入ってしまった可能性は否定できない。
 そんな訳で恐る恐る電源を入れてみた…。
 ん??? 何も反応しない(汗) アレ?起動時に鳴るの「ジャーン」と言う音もしないじゃ無いか!え〜!!、、、、、
「うそ!マジ⁉」と思わず声を出してしまったのは言うまでも無い。イキナリ頭の中で『このマシンにしか入っていない』データの事を考える。一応殆どのデータはバックアップが残っているがココにしか入っていないデータも結構有る。特にテンポラリとして作業中のデータはデスクトップ上に放置してあるのだ…。実は先般 El-Capitanにアップしてから Time machineをオフにしていたのだ。うーむ困ったな。
 …とは言えこのまま嘆いていても仕方ない。もし浸水していたなら、これだけ時間が経ってしまっていては助かる見込みは殆ど無いが、取り敢えず飛行機の時間まで、まだ結構時間もある事だし、中を開けてバッテリーを取り出す事にした。アップル製品は直ぐにバッテリーを外す事が出来ないからホント困る。いくらシャットダウンしても、バッテリーが繋がったままだと回路上には電流が流れ続けているからね。

 パッと見は浸水した形跡は見当たらないが、まぁ入るとしたらキーボードの隙間からなのでここからは見えない。先ずは SSDから取り外す。


 今頃思い出したのだが、ワタクシの Airは確か mid-2012なので、SSDのソケットがアップル専用モデルで特殊なピン形状をしているのだ。こりゃ変換アダプターを買わなきゃサルベージできないな…。
 そしてバッテリーも外す。

 取り敢えずこの状態で日本出張から戻るまで放置しようと思う。

 しかし参ったなぁ。作業しながら色々と思い出したのだが、ココにしか入っていない仕事上の大事な見積書や契約書が結構有るのだ。バックアップは音楽系や映像系の比較的大きなデータばかりで、事務系のサイズが小さなファイルはデスクトップに置きっ放しだった事が悔やまれる。何しろ最近更新したものが一番大事だったりするので、最悪SSDだけでも生きていてくれる事を祈ろう。

 そして、ノンビリしてられないので準備して空港に向かった。今回は虹橋から JALなので比較的楽だ。
 本日の機材。

 そして機内では色々と今後の仕事の事を考える。今は iPad Proがあるのでモバイル環境は殆ど事足りているのだが、果たしてコレだけで仕事上の作業の『全て』を賄えるだろうか?
 フライトの2時間半、真剣に検討してみたが、残念ながら答えは『No』という結論に達した。ビジネス系のアプリはまぁギリギリ何とかなるだろう。しかし音楽系や映像系はまだまだ無理だ。
 そんなワケで、やはりノート型の Macは必ず一台は必要…と言う結論に達した。では直近で『いつまでに』必要だろうか?
 実にマズい事に木曜に上海に戻って土日に大きめなイベントがある。コレは何とか大丈夫だが、何より困るのが、火水の PA現場と木金のレコーディングだ…。嗚呼…コレってカナリのピンチじゃない?
 うーむ。でも『ピンチはチャンス』って良く言うし、今日本に居る事をポジティブに考えよう! 前回買ったのは2012年なので既に丸 4年は使っていたので、そろそろ買い換えたってバチは当たらないだろう(妻の決済はきっと降りないだろうからヘソクリを使うしかないけど)
 そんなワケであっという間に羽田に到着。例によってYCATまでバスで移動。

 さて!今日から木曜まで、例によって検査帰国である。3ヶ月に一度のルシアンルーレット。
 今回も無事に何事もない事を祈ろう。
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