中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

豪雨のお祭り

 土曜日、上海は晴れのち曇りのち大雨のち曇り。気温は29度くらいで超涼しかった。
 さて、今日は东和公寓の夏祭りの PAのオシゴトである。朝10時にイツモの店に行って機材を纏め、KaiXinGuoのタカさんの乗るタクシーを待ち、二人で荷物を積み込んで東和公寓へ。この時点では天気は晴れ。結構日差しが出ていたので、屋外のイベントに関して日焼けの心配やら機材が熱でヤられてしまわない様に扇風機の手配とかテントの手配とかタクシーの中で呑気に相談していた。
 そして午前11時過ぎから仕込み開始。この時点でも太陽があったのでカナリ日焼けしながらヒタスラ仕込み。屋外で横に広いのでメインSPはウチの CROWNのパワーアンプJBLの JRX112も導入して結構万全の体制を整える。そしてやはり低音が足りないのでサブウーファーとして KaiXinGuoのベースアンプを使用。勿論卓はワタクシ的秘密兵器である。コレは6系統の AUX全てに 31chのグライコを挟めるのでこういったベーアンをサブとして使う場合でもカナリ重宝する。おかげさまでダンスチームのキック4つ打ち HipHopはカナリいい感じになった。こりゃ本番が楽しみだ。
 午後 2時くらいからリハーサル開始。この時点でもまだ晴天。若干風が強くなった感は否めないが、まさかこの後に雨が降るなんて誰も想像だにしなかった。
 そして午後 4時、いよいよ本番である。この辺から雲行きが怪しくなってきた。まずは子供達のチアリーディングから。

 さすがに日系のサービスアパートメントだけあって日本人率が高い。しかも浴衣を着た子供が多くてびっくり。何だか夏祭りらしくなってきた。

 色々な出し物が続く。これはカンフー。

 今回サブとして入れたベースアンプが結構良い味を出していて、全体的に音はいい感じでアガる。しかしこの辺から雨がバラパラと降り出してきた。うわ〜勘弁してよ。今回のスピーカーは全天候型じゃないので、雨には弱いのだ。しかも照明はムービングとかむき出しなので、雨が降ると非常に困る。
 そしてゲストとして谷本さんの登場。相変わらずの超絶テックニックだった。雨が降ったり止んだりと安定しなかったが、エフェクターが雨でヤられない様に養生しながらの演奏。

 そしてお次はフラ。

 この辺から雨がシャレにならない状態になってきた。裸足なのでステージ上のムービングから漏電したら大変な事になるので、一時中断。全ての照明の電源を落とす。しかし演目も中盤で盛り上がってきたし、ラスト一曲だったので照明無しでこのまま続行。
 しかしフラが終わった時点で豪雨になってしまった為、仕方なく外での演目は一旦中止。音響は残したまま強電の照明は全て撤収。
 そのまま BGMのみかけながら少し待ってみたが一向に止む気配もなく、どんどん酷くなって来たので、外での演目は完全中止の判断が出て、一部演目を室内に移す事に決定。我々は慌てて撤収作業に入る。
 心配なのがパワーアンプと卓と PC類。そしてスピーカーの類だ。こっからはホント『火事場の騒ぎ』で、ずぶ濡れになりながら慌ててテントの中に全ての機材を放りこむ。
 しかし風も強くて結構横から吹き込んでいたのでカナリ濡れてしまった。
 約1時間後、雨が小降りになった時点で全ての機材を KaiXinGuoに持ち込んで、機材を広げて乾かす。
 その感にもイベントは屋内に移動して続行される。絶妙のチームワーク。さすがヲレ達(笑)
 そして午後 9時40分、全ての演目が終了して、無事夏祭りは終了となった。いやぁ…大変だったけど、また経験値が一つ上がった。屋外でのイベントは何が起きるか分からないので、より一層の前準備が必要だな。大変な思いをしたが、とても良い経験になった。
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