中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

リハと豪雨

 土曜日、広州は曇りのち豪雨。気温は 30度で非常に蒸し暑い一日。

 朝 7時に自然起床。体調は絶好調で熱もなくてどこも痛くない。うーん素敵な目覚めw やっぱり健康が一番である。
 午前中は今日のバンドリハのおさらいをして、午後 1時くらいに家を出てタクシーで広州某所のスタジオに向かった。雨こそ降ってないものの身体にまとわりつく湿度で、「こりゃ直ぐに降り出すな…」と判る。ほんと勘弁してほしいわこの湿度。

 ライブが近いので今日もマイシンバルとツインペダル持参で行く。 先般日本で購入して持ってきた PAiSTE 2002の 20" Chinaは、叩いてる最中は「20インチのくせにピッチ高めだよなぁ〜」とイマイチに感じるのだが、家に帰って改めて録音を聴いてみると、実に素敵な良い音だから不思議。なんか狐に摘まれた様な感じ? 全然違うのだよ。
 同 2002シリーズの 18インチの CRASHも持っているのだが、ほんと「マイク乗り」が良くて感心する。目の前で聞いた音よりも離れて聞いた方が音が良いのだ。

 想像するに、面に対して垂直方向の音量が非常に大きいのだと思う。プレイヤーは横から叩く関係上、どうしても水平方向の音しか聞くことができないのだが、第三者が少し離れた位置で録音したものは壁等に反射した全体音なので、非常に良い音だったりするのだよ。 スプラッシュ等の 10インチ以下の小型のシンバルの場合、縦方向、横方向とも殆ど変わらず均等な音量&音質だったりするのだが、20インチクラスになるとやはり面振動の影響(特に低域)が結構大きくて、音質も音量も変わってしまう気がする今日この頃。ゆえに PAさんは OHを TOPから狙うんだよね?きっと。(金物は殆どローカットされちゃうけどw)

 特にワタクシの様にシンバル類をほぼ水平にセッティングするヒトは尚更だわなw。

 できれば離れて聴きたいのだが、自分が演奏している以上、離れて聞くことができないこのジレンマよ(笑)あはは。

 昔のハードロックドラマーがチャイナシンバルを非常に高いポジションで客側に面が向く様にセッティングしてあったのは、アレは『格好良いから』という理由のみならず、ひょっとするとこういう理由があったのかもしれないな。。。なんて今更考えちゃったりしてw

 休憩時間に外で飲むわれらヲッサンバンドメン。

 いやぁ…外は暑くて死にそーだが、そんな中でぐびぐび飲むビールのなんと美味しい事よ! 健康バンザイ。

 リハ終了後は外が真っ暗になったので、降り出す前にタクシー呼んでなんとか機材類をトランクに放り込む。
 走り出して 5分もしないウチに大粒の雨がボタボタ降り出したかと思ったら、突然バケツをひっくり返した様な大雨!! いやぁ…間に合って良かったw

 フロントウィンドウから前が全く見えないのに全然スピード落とさない運ちゃんw

 まだ 5時台だぜ? そとは真っ暗。まさにこの世の終わり?って雰囲気である。

 自宅に到着後、小区の門から自宅までの 50mくらいの距離を歩いただけで、傘さしてるのにずぶ濡れである。あ〜あ。
 帰宅直後にとりあえず濡れてしまった楽器類を取り出して拭いて干していたら、窓から突然オレンジ色の光が差し込んだので超驚いた。ええええ? 豪雨だぜ?
慌ててベランダから外をみたらなんともう美しい絶景が!!!!!

 「どんな天気雨だよ!?!?」と思わず呟きつつ見惚れてしまった 5分間。
 夢の様な絶景は、たった 5分で終わってしまいまたまた豪雨に逆戻り。さっきのアレは何だったんだ?

 ま、でも素敵な風景を見れて良かった。
 夜はダラダラ過ごして、今日は早めに 23時過ぎ就寝。
にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村