土曜日、上海は曇り、気温は 11度で肌寒い。
今日は朝はユックリなので、何度か起きてはまたベッドに戻る…というのを数回繰り返して、最終的には午前 9時起床。よく寝たわ。
午前中〜お昼は家族と家でノンビリ過ごし、夕方 5時過ぎに家を出て、定西路 x 番禺路にあるライブバー『C's Bar』に向かった。今日はワタクシが参加しているもう一つのバンド『Kill Automation』のライブが有るのだ。
早めにメンバーで落ち合って近所で軽く食事をした後、いよいよ会場入りである。初めて来たが入り口の判りにくさとは裏腹に、地下には非常にヘンテコな空間が広がっていた。何ここ!面白い!!!!
中は想像してたよりずっと広く、まるで迷路の様になっていて、各部屋でそれぞれ勝手に寛げる仕組みになっているらしい。
こんなレトロゲームやらダーツやら壊れたアップライトピアノやら、所々に無造作に放置してあって中々面白い。
ライブスペースもそのなかの一つの部屋?なので、笑っちゃうほど実に狭い(苦笑) でも良い味出してるわ。
早速我々のサウンドチェックなので、機材類をセットする。今日は最後の最後まで自前のシンバル類を持っていくか悩んだが、持って来て正解だった。非常に『へっぽこ』なシンバルしか置いて無かったのだ。そんな訳でサクッと取り替えてセッティング完了。
いやぁ…この空間、良い味出してるわ。
そして、あれよあれよという間に!? 客入れである。っつーかサウンドチェックの際も既に客は入っていて奥の部屋でノンビリ寛いでいる…という何とも不思議な空間。
でも、ココはかなり流行ってるらしく、ヒトがどんどん増えて、結局座る場所も無くなってしまった。噂通り欧米人が非常に多いし、各部屋はそれぞれ薄暗くて何やってんだか分かんない!? 様な感じで、何となくベタな近未来 SF映画に出て来そうな『悪の巣窟?』みたいな感じでワクワクするw
約 30分遅れで我々の演奏はスタート。最初は相手にされなかった?みたいだけど曲が進むに連れてどんどんお客さんが増えていって、しまいにはステージの真正面(っつーかステージなんか無いんだけどw)で、上半身裸になって踊りまくる男まで出てくる次第。なかなかウケが良いらしいw いやぁ…中々スペイシーな経験である。
我々はトップバッターだったのであっという間にライブは終了。PAさんがイマイチで殆ど歌がまったく聞こえなかったが、まぁお客さんは喜んでたみたいだし、中々面白かった…かな? こんなアングラな場所でクオリティを求めてはイケナイw
その後は記念に!? 壁の空いてる隙間にバンドロゴなんか書いちゃったりして。
対バンの演出も中々ハードな演目が続いて面白かった。
結局最後のバンドの途中まで見て、午前 0時半を回ってた事に気付いて慌てて帰って来た。
いやぁ…ほんと『絵に描いた様な』アングラ空間で中々楽しかった。約 18年間も上海に住んで居るケド、こんな店が有るなんて全く知らなかったよw 相変わらずディープな街だココは。実に楽しい!
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