中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

父の日はバンドリハ

 日曜日、広州は曇り時々晴れ時々豪雨。気温は 33度。異常に蒸し暑い一日。

 朝 8時に自然起床。久々に自分でもびっくりするほど『ぐっすり』眠れて心地よい目覚め。昨日どれだけ疲れてたんだか?
 とりあえず携帯を手にして開いてみたら、ウチの奥さんから红包(お年玉みたいなもの)がたくさん届いていてびっくり(笑)

 そっか、今日は父の日だったんだね? すっかり忘れていたよ。一つ一つに 88元ずつ入っていて、なかなか粋なプレゼントである。(中国では『8』は末広がりで、とても縁起の良い数字なのだ)まーったくもぅ。思わず笑っちゃったよ。

 午前中は、昨日起こした譜面を元にエレドラ使って軽く個人練習をして、お昼 12時半くらいに家を出て広州南部にある某リハスタに向かった。今日は広州での例の日本人おっさんバンド『Bremen town band』のリハーサルがあるのだよ。

 家を出る頃には霧雨が降っていたのに、タクシーの窓から外を眺めていたら突然明るくなって入道雲みたいなのが見えた。

 …かと思ったら、 30分もしないウチにまた真っ暗になって雨が降る、という…。まーったく誰かさんの機嫌みたいにコロコロ変わる天気で些か閉口。これぞ雨季の広州ですな。全く予測ができない。

 そしてみっちり 3時間ほどバンド練習である。今日はあまりに集中しすぎてたのか、一枚もリハの写真が無かった。撮る事をスッカリ忘れていたのだw なので、頂いたリハのビデオからキャプチャー。ま、雰囲気だけでも!

 そりゃそうと、日本で買ってきたこの PAiSTE 2002の 20インチ Chinaシンバル、やっぱ買って良かったわ。今まで『録音された音源はトテモ良いんだけど生音の抜けがイマイチ悪いんだよなぁ…』と思っていたんだけど、先日上海でCityPopバンドのライブに出演した際に、今まで使っていた Sabianの AA-Chinese 22インチを持って行って久々に叩いてみて良くわかった。アレはシンバル自体がクッソ重たいので、スティックのショルダーの根本部分を使ってパワーで叩かないと全然鳴らない(そもそも振動しない)のだが、この 2002は物理的な重量が非常に軽いので、パワーよりスピードの方が大事なんだよ。
 ワタクシは Sabianのアレに完全に慣れちゃってる(35年くらい使ってるからね)から、どうしてもチャイナはああいう風に叩かないと鳴らない…という先入観から、ついついこの 2002も無意識に似たような叩き方をしていたのだ。 で、今日ふとその事に気付いて、叩き方のストロークを変えてみたら抜ける抜ける! 右耳が炸裂しそうなくらいデカくて良い音が出たのでびっくりサ。大満足!

 いやぁ…打楽器は構造がシンプルなので、テコの原理とかちょっとした叩き方の工夫とかストロークの差で音がどんどん変わっていくから奥が深い! イマサラながら実に楽しいねw

 午後 4時半頃に終了し、今日は皆それぞれに用事があるとのことで、食事はせずにそのまま別れてそれぞれ帰宅。

 帰宅後はこの 2週間の上海出張で留守にしていた分の溜まったホコリを掃除機で吸い尽くすべく、念入りに掃除。
 広州はほぼ一年中『常に』湿度が異常に高い状態なので、ホコリも綿埃が水分吸ってるから比較的目で見えるのだよ。 ゆえにホコリが空中に飛び散らずに全部床に落ちてるので掃除機かけるだけで一気に綺麗になるから便利と言えば便利だなw

 夜は、部屋のウヰスキーコレクションから今日はグレンリベット。 いや、そろそろ引越しを考えて、この棚にある全ての酒を飲み尽くさないとマズいからねw

 午前 0時半就寝。
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