中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

またスネアヘッド交換

 水曜日、深圳は曇り、気温は 20度。

 朝 7時 10分ほど前に自然起床。 嗚呼…咳が出る(泣)どうやら完全にブリ返してしまった様だ。 ホント毎年決まって旧正月前に風邪を引くのは困ったモンだ。

 朝からパン焼いて珈琲淹れてガッツリ喰ってからパブロン飲んで会社へGo!

 自宅のエレベーターを降りて門を出ようとしたら真正面に正月の飾り物(蜜柑の木)が置いてあった。
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 いやぁ…徐々に正月モードですなw

 オフィスも早めに有給取って帰省する人が多い様で人が大分減ってきた。 社食が空いてきてイイ感じである。

 昼はまた懲りずにカレー。
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 栄養つけるために頑張って全部喰ってから忘れずにパブロン飲んで、昼休みは自席で軽く昼寝してみた。 妻曰く、ワタクシ最近は直ぐにイビキをかくらしいので少々恥ずかしかったが、まぁ風邪引いてるんだから仕方ない。 カッコつけてらんないので多少ヒトに迷惑かけようとも休養がダイジ!

 たった 30分強だったが、少し寝たら大分頭がスッキリした。

 そして午後もフツーにオシゴト頑張って、今日は 18時過ぎには仕事を終えて早めに帰宅することにした。 この風邪を早めにやっつけないと、週末はチョット遠征して広州でライブが有るのだよ。
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 なので「今夜は何が何でも絶対に早く寝る!」と決めていたのだ。

 帰宅したら玄関に荷物が届いていて、開けてみたら先日買った 3枚の内の『残りの2枚』の皮だった。
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 一般的な『アンバサダー・コーテッド(バター)』と、最近流行りの!? 『パワーストローク3』である。

 まずは巷で結構評判が良いパワーストローク3を装着してみた。 先日、ドラムヘッドのアルミフレームの接合部分が外れて皮が破けてしまったので、手前の叩く場所に接合部分が来ない様に確認しつつ、敢えて反対向きに装着。
 何せワタクシ『ほぼ常に』オープンリムショットをするヒトなので、スティックがリムに当たるその真下に接合部分が来るのは振動が直に伝わるから良くないと思ったのだよ(今までそんな事を気にした事は無かったが、先日破けた皮がまさに普段叩く部分の真下にあったので、今後は気をつけようと思ってね)
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 で、チューニングキーを 2本使って均等にピッチを上げてチューニングした後、叩いてみたら。。。

 うーむ…。確かにエラく『太い』音がする。 しかし倍音成分が殆ど無くなってるので、何というかリングミュートをした様な音なのだ。
 その割にアタックの高域は全く削られない明るい音がするので、確かにマイク乗りは良さそうだし。5.5とか 6.5インチのスネアなら驚くほど太い音になって、しかもハイ落ちしないからヌケるので、ロックにはとても合う気がする。 しかもコレ、ピンストっぽく見えるけど 1plyなので皮全体は 2枚重ねじゃないんだよね(驚) 真ん中のドットと周りのエッジ部分は重ねて貼ってあるが、皮全体は 1枚モノらしい。 故にコレだけアタック感のある明るい音がするんだと思う。

 しかし…ワタクシのスネアは 8インチの深胴なのだよ。 ただでさえ中低域が出るのにコレを貼ってしまうとガチガチにミュートした 80年代のゲートサウンドみたいな音になっちゃうのよね。 リムを使わなければカナリ良い音なのだがオープンリムショットでリムと皮を同時に叩くと、何というか『詰まる』感じがしてイマイチ抜けが悪い。

 なるほどー! 相性問題は中々難しい。 この皮は上海に置いてある 4インチ胴のスネアに張るととても良い気がしてきた。

 「倍音ってこんなに消えちゃうモンだっけ?」と少し疑問に思って、ひょっとしたら裏の皮がこ慣れて来て、良い感じに倍音を吸収してくれてるのかも? と思い、カナリ以前に貼っていて倍音が嫌いだった『コーテッド・ピンストライプ』を引っ張り出してきて変更して叩いてみたのだが、相変わらず気持ち悪い倍音が出たので、別に裏の皮のせいじゃなかったw  ピンストは 2枚重ねなので複雑な倍音が出るから、やっぱり好きじゃ無いな。

 てなわけで、また一旦外して、次に本日届いたもう一枚の『アンバサダー・コーテッド』を張ってみた。これが最も一般的でポピュラーな皮である。

 流石に全世界で使われているギョーカイ標準の皮なので非常にバランスが良い。倍音も美しいしアタックも明るくて素晴らしい。

 勿論コレはコレで申し分なく素晴らしいのだが、何というか『個性』が消えちゃう気がするんだよね。 「一体何が違うんだろう??」と思って色々叩いてみたのだが、どうも今まで使ってた(先週末に破けてしまった)『アンバサダー・スムースホワイト』と比べると、倍音の成分が若干低い気がする。

 基音(皮のテンションと胴の深さによって決まる「ポーン」という主ピッチ)に対して、高音域で発生する「クゥァーン」という倍音が、スムースホワイトに比べて音階にすると多分二度くらいの差(全音)で低い気がするのだよ。
 もちろん倍音なので様々な周波数成分が含まれているから一概に音階では言えないんだけど。通常のアンバサダーが 5度だとするとスムースホワイトは 6thみたいな感じ?
 特にスナッピーを降ろしてティンパレス風にエッヂ部分を叩いてみると如実に違って、やはり今まで使っていたスムースホワイトの方がボディの胴鳴りと倍音がしっかり分離して心地良いんだよね。。。

 てなわけで、結局『元鞘?』じゃないが、昨日届いた新しいスムースホワイトに変更してみた。

 で、チューニングしてみると「チョー気持ち良い!! やっぱコレだよコレ! この音!」と近所迷惑にならない様に軽く叩きつつニヤニヤしてしまった。

 多分『慣れ』の問題と、あくまで『好み』の問題だとは思うが、ワタクシ的にはこの 8インチのバーチシェルには、スムースホワイトが一番「しっくり」来る! という事がわかった。

 せっかくなのでちゃんとチューニングして今日の日付を書いておいたw このロットはアルミフレームの継ぎ目がロゴのすぐ右横だったので、ロゴが上向きでセットできたのも何気に嬉しいw

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 噂によると、アンバサダー・コーテッドと、アンバサダー・スムースホワイトでは、そもそもフィルムの材質自体が違うらしいので、それ故にアルミフレームから剥がれやすいのかもしれないが、まぁスペアの皮も無駄に沢山買ってしまった事だしw  気にせずバンバン叩いていこうと思う。

 スムースホワイトは打面にザラザラのコーティングがされていないので、ブラシは使えないが、まぁこのスネアで Jazzを演る事は無いから関係ないしねw

 今夜は早めに 22時前に就寝。

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