中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

マイクのメンテ

 7月1日月曜日。晴れ。気温35度。今日も暑かった。午後からパスポートを取りに浦東の『出入境管理局』まで行ってくる。あそこは駅から結構な距離を歩かなきゃイケナイので、あまりに暑くて途中から何だか気分が悪くなってしまった。ここ数日の飲み続きと睡眠不足で明らかに体調が悪い。最近体内時計がカナリ正確になってきたらしく、夜どんなに遅く寝ても朝7時半には必ず自動的に目覚めてしまうのだ。故に睡眠不足という…。何コレ老人性?良くワカランが(笑)
 そんなこんなで無事にビザをゲットできたので、帰りにスターバックスに寄ってフラペチーノなんか飲みながら一休み。外の暑さとは裏腹に店内が寒すぎて却って調子が悪くなってしまった。何だかねぇ…難しい季節である。

 帰宅後は先日のライブで使用したマイクのメンテナンスを行う。写真はメインで使った58のグリルボール。

 コレって意外と重要な事なんだけど、マイクのウィンドウスクリーンを洗わない業者さんが多くて驚く。
 マイクというのは、どんな人が使っても多かれ少なかれ唾は飛ぶのだ。要するに液体なので定期的に洗浄しないとカビが生えたりしてタバコの匂いなども混じって実は直ぐに臭くなる。演奏側の気持ちになると分かるのだが、コレはボーカリストにとって不快以外の何ものでもない。マイクが臭かったら良い演奏なんか出来やしない。しかも困った事にボーカリストしかコレに気付かないから(文句を言う人が少ないから)見落とされがちで放置されてる場合が非常に多い。
 リハスタ等は基本的にエアコン点けっぱなしの部屋にマイクはスタンドに立ててるので(出しっ放しなので)比較的良いのだが、意外と問題になるのはPA屋さんである。使用後に直ぐにケースに入れちゃうので、悪化する事が非常に多いのだ。
 しかも難儀なのは、乾いている状態では臭わない事が多く、ちょっと使い始めて(つまり自分の唾がかかって)湿ってくると突然スゴい匂いになったりするから怖い。まぁ雑巾の匂いと同じ原理ですな。

 …そんなワケで、ウチは使ったマイクは必ずその日のウチにグリルボールとウィンドウスクリーンを外して洗っているのだ。面倒だけど自分も気持ち良いしね。昨夜寝る前にボーカル&コーラスに利用した4本を洗って日干ししておいたので、それを今日組み込んで確認してケースにしまった。石鹸の匂いと太陽の匂いはどんなモノでも気持ちよい(笑)

 そこまでやったら眠くてシニソーになったのでそのまま寝てしまったのは言うまでもない。