中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

再び開心果

 上海の天気は昨日くらいからようやく回復し、今日は日中は良く晴れて非常に暖かかった。短い春の到来かな?…とちょっと期待したのだが、日が落ちるとまた寒くなったのでコートを引っ張りだして出かけた。

 お昼に友人のSaxプレイヤーM田さんから「今日FantoSong開心果でLiveやります」というメールが来たので折角だし行く(…というか参加する)事にする。Jazzバンド『FantoSong』はEG,B,Key,Saxという構成でJazzのスタンダードを演奏するバンドなのだが、基本的にアンプラグドというか、リズム無しのバンドなので、タマに声がかかる時だけドラムとして参加しているのだ。

 午後8時半頃に昭化路×定西路にある『開心果』に到着。上海で活動している日本人ミュージシャンや音楽好きが集まってくる場所は限られているので、特にアポ無しで行っても必ず誰かと会えるから面白い。
 午後9時頃、まったりと演奏が始まる。


 FantoSongは三番目の出演である。例によってココのお店にあるミニドラムを借りて演奏に参加する。音量が出せないのでバランスに気をつけて演奏する。ハイハットとスネアが無いのが致命的だが、プロは機材に対して文句は言わないモノだ。ブラシを使ってタムをスネア代わりにして何とかそれっぽく纏める。
 実はこういう不自由で窮屈な演奏は嫌いじゃなかったりするのだ、結構楽しい(笑)