中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

偲ぶ会

 本日は、今月 4月5日に突然『帰らぬ人』となった、R太郎君を偲ぶ会が『ファンファーレ』にて開催された。享年20歳。若すぎる死である。
 彼は上海に何年居たのだろう? 私が初めて彼に会ったのは確か『温故知新』で、彼がまだ16歳の時だったかな? 非常に生意気な高校生だった記憶がある。それでも精一杯背伸びして大人の会話に交じろうとしている姿が可愛らしくて皆から愛されていた。

 そんな彼も去年の春、神戸の大学に通う事になり本帰国となったのだが、それからたった1年でこんな事になるなんて誰も想像しなかった。敢えて詳しい事は書かないが、人間というのはこうも簡単に死んでしまうものか…と思うと愕然とする。

 今日は彼のお母様のご希望で、故人と縁のあった人達が、彼の前で演奏する…という事で私も演奏に参加してきた。

 上海の音楽家達の暖かい横の繋がりを感じる心温まる良い会であった。こんな形でそんな事を感じたくは無かったが…。