中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

プラチナ万年筆『プレジール』

 雨、雨、雨。ここ数日天気が悪いが今日は酷かった。退院後のリハビリの為に外を歩きたいのだが、結構ホンキで土砂降りなので中々外に出る気がしない。
 不思議なのは、天気が悪いと傷の痛みがイツモより強い気がするのだ。いや『気がする』なんてモンじゃないな、痛いですよホントに。昔から『天気が悪いと古傷が痛む』的な言葉があるが、こんなの迷信だとばかり思っていた。しかしホントに痛いのだから仕方ない。気圧のせい?なのか?良くワカランが、こんなんで痛みが変わるなら暫く飛行機なんか乗れないなぁ…なんてチョット凹んだり。いつになったら上海に戻れるのだろう。
 仕方無いので傘をさしてバスに乗って最寄りの駅まで行った。乗り物に座ってたらリハビリの意味ないじゃん?とも思ったが、なるべく復帰後の普段の生活に即した行動形態で身体を慣らさなきゃね。
 特に無目的で有隣堂まで来たのだが、久々に文房具のコーナーに惹かれて立ち寄ってしまった。ワタクシは昔からステーショナリー類もカナリ好きなのだ。今や殆どがデジタル化されて紙を使う事自体が減ってきてるのでペンなんか殆ど使わないのだが、それでも文房具屋さんに立ち寄るとワクワクする。文房具屋独特の『匂い』が好きなんだな。
 『何か新しい物は無いかな?』と色々と試し書きなんかしながら店内をブラブラしてたら、スゴい万年筆を見つけてしまった。たった1,000円の万年筆、『プラチナ・プレジール』である。何だかぐだぐだポップに書いてあったのだが、まぁ万年筆なんて数万円するのがザラなので全く期待せずに試し書きしてみたら。。。。何コレ凄い!!! 何年も使い込んだ物の様にサラサラと書けるのだ。しかも細すぎず太すぎず良い感じ。結構傾けたりペン先に厳しい方向でもスラスラ書ける。安物にありがちな『ザラっとした引っかかり』が一切無い。いやぁ…凄いなぁ。こんなのどうやって1,000円で作れるんだろう? 思わず衝動買いしてしまったのは言うまでも無い。

 グリップ部分の透明プラスティックの部分にインクが滲んでいる様に見えるが、このフィンの部分は気圧調整用バッファなので、コレで正常である(他の大部分の万年筆も見えないだけで同様の仕組みになってる筈)でも何故ココを透明部品にしたのか解せない。格好悪いのにね。ひょっとするとインクの色が直ぐに分かる様にわざと透明部品にしたのかもしれない。ワタクシは万年筆のインクは昔から『ブルーブラック』と決めているので、今回ブルーブラックのインクカートリッジも買ってきた(10本で400円くらいなので安い!)

 サスガに1,000円なので見た目の高級感は無いが、いやいやコレ凄いですよ。書き味は高級万年筆と変わらないと思う。書く事が楽しくて帰宅後もずーっとノートに落書きしてしまった。何だか勉強したくなってきた(笑)
 いやぁ…久々にトキメク文具に出会った。別にステーショナリーのファンでなくても、単純に字を書くことが好きな方、1本持ってて損は無いと思います。太さは 0.3mmと 0.5mmがあるけど、実際に書くと少々太めに書けるので、メモや手帳等の普段使いなら 0.3の方が良いと思う(ワタクシも0.3)まじオススメ!

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