中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

そして羊に

 火曜日、上海は晴れのち曇り、気温は 26度。

 朝 6時半に自然起床。どうも調子が悪い。喉が痛いし身体が怠い気がする。

 昨夜の打ち上げはオープンテラスで四川料理だったのだが、上海は広州と違って夜になるとまだまだ肌寒いのだよ。しかし四川料理は辛いので汗かくし体温感覚が麻痺するので、寒い事に全然気付かなかったのだ。(昨夜の打ち上げの様子↓)

 なので「あ〜あ、風邪ひいちまったかな?」と思って、いつもの様に「こんなもんパブロン飲んで寝りゃ治る!」という感じで、とりあえず胃に何か入れてから薬を飲もうと思い、いつもの様に食パンを焼いて齧ったあと「早めのパブロン♪〜」とか歌いながら黄色い粉を喉に流し込んだ。

 その後はまたベッドに戻って一眠りし、次に目覚めたのは午前 10時。なんか体調は相変わらずイマイチだったが、喉の痛みは治まったので、とりあえず起き上がって家の事を少ししていたら、徐々に身体が半端なく重たくなって来たので、そのままもう一度昼寝する事にした。今日は夕方から A川さん宅で行われる空海亭にお邪魔する予定なのだ。せっかくの手料理なのに体調不良じゃもったいない! きっと疲れが溜まってるだけなので、こんなの寝りゃ治る! と意気込んでベッドに入った。

 しかし、午後 3時すぎ、酷い寝汗と、ヤバいくらいの悪寒で目覚める。うわ、これダメな奴じゃん!と気付いたのだが時すでに遅し。熱を測ってみたら、

 「うーむ…。 ま・さ・か・ねぇ????」とは思ったのだが、自分でアレコレ考えるより先に妻がコレを持って来た。さすが判ってらっしゃるw

 上海在住の方は抗原検査キットが一時期無料で配布されていたので、どの家庭にも結構な量が常備されてるのだよ。

 1年前は目をつぶってでも出来る程、毎日やらされていたのに、今になってポコっと手渡されても一瞬「どうやるんだっけ?」と悩んじゃうくらいだから人間は「忘れる生き物」なんだな。と、つくづく。
 なんとか思い出して一歩ずつ指差し確認しながら最後の検査液を検査器の穴に垂らして、しばし緊張の面持ちで見守る。

 す・る・と…

 ガーン! ガチで陽性じゃん!!!!! わお〜。初めて見た二本線!!! ちょっと感動(ちがう)

 てなワケで、Covid-19、新型コロナウィルス感染症に今更「初めて」感染しましたトサ。
 ちなみに中国語で、新型肺炎の検査で陽性になる事をスラングで『羊になる』というのだ。陽性の『阳』という単語の発音は「ヤン」という2声の音なのだが、『羊』という漢字も全く同じ発音だからである。ま、別にどーでもいっか、そんな事。

 あ〜あ。せっかく上海に戻ってこれたのにコレだよ。一体どこで貰ったんだろ? 昨夜一緒に行動していたメンバーは全員ピンピンしてるし、うちの奥さんも息子も全く問題ない様だ。なんじゃこりゃ?

 まぁ一度感染すると抗体ができるらしいから感染しても発症しないだけかもしれんが。。。

 何はともあれ昨日のライブに影響しなくて良かったよ。あれまで出演できなかったら、ほんと何のために上海まで来たか分からんからね。
 とは言え、39度はツラいわ〜。ほんと勘弁してほしい。
にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村