中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

新しいおもちゃ

 火曜日、広州は雨、気温は 32度。今日は丸一日降ったり止んだりの実に梅雨っぽい雨模様だった。

 朝 7時に自然起床、イツモのルーチンで準備して午前 9時過ぎに家を出る。ラッキーな事に雨と雨の谷間で丁度降っていなかったのでシェアサイクルをすっ飛ばして約 30分弱の自転車通勤。

 気温はそれほど高くは無いのだが湿度が異常に高いのでやはり汗だくである。この状態のまま冷蔵庫の中の様にキンキンに冷えたオフィスに到着。いやぁ…ホント風邪ひかない様に注意しなきゃ。

 午前中はデスクワークであっという間にお昼。
 昼は同僚らと一緒に例によって猫カフェへ。このカフェは面白い事に古い銀鉛カメラやらポラロイドカメラやら、古いブラウン管TVとかが置いてあるのだ。今日はTVの隣に座ったので懐かしくて思わずチャンネル回したりスイッチ引っ張ったりして遊んだw

 そして午後は会議が3つも続いて、あっという間に 19時半である。今日は先週末に買ったおもちゃが到着する日なので、残務は全部自宅でやる事にして早めに帰宅する事に。

 雨も小康状態だったので、ほとんど濡れずに帰って来れた。そして玄関に置いてある荷物をみて思わず顔が綻ぶ。

 帰宅後は直ぐに包みを開けて、中身が偽物じゃないかを確認。

 キター! どうやら箱は本物っぽい。 660Sと 660S2では値段が 2倍くらい違うので、とりあえず出荷のミスは無かったので第一関門突破。
 そして問題は中身である。中身が本物で、しかもちゃんと両方のボイスコイルに問題がない(音量差や音質差がない)事が確認できるまでは安心できないからね。

 とりあえず外観確認はOK。作りもシッカリしていて、オフィシャルな保証書の類も全部入っていたので、手に取った感じは明らかに本物である。でもちゃんと音を聴かないと安心できない。

 はやる心を落ち着けつつ、RME FireFace UCXII にプラグを差す(もちろん、まずは不具合確認なので、基本繋ぎっぱなしの CD900STで音がちゃんと出る事を確認した後で、だよ)
 そして記念すべき一曲目は。。。というと、実は既に決まっている。 ワタクシ的なリファレンスは、今まで間違いなく一番多く聴いている音源である、YMOのアルバム"BGM"から、1曲目『Ballet』という曲だ。このアルバムはホント示唆に富んでいて、使用するオーディオ機器によって「今まで聴こえなかった」音が聞こえてきたりして、何百回も新しい経験が得られるのだ。

 とりあえず(当たり前だが)正常に音が出た。もちろん LRのバランスも変な偏りもなくドライバユニットは完璧だった。ここでようやく一息。ふーっ。 どうやら『本物』らしい。いやぁ、よかった(嬉)

 そして肝心の音質であるが、まだエージングが終わっていないので何とも言えないが、実に『懐の深い』音である。特に低域が素晴らしい!低域は間違いなく今まで所有したヘッドフォンの中で一番マトモで、非常に解像度が高くてローエンドまでキッチリ鳴るので驚いた。
 但し、高域はカナリ抑え目にチューニングされている。決してハイエンドが出ないワケではないが、900STが『痛い』くらいにクッソ明るいのでコレと比較すると「あれ?」って思うくらい大人しい。

 でも悪くないよコレ! 実に『音楽的』である。思わずニヤニヤしてしまった。 いわゆるスタジオモニタ系の神経質なヘッドフォンとは真逆なので『慣れ』が必要だが、ちょっと暫く使い込んでみようと思う。

 いやぁ…やっぱり新しいギアを入手すると嬉しいね。
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