中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

NDフィルター

 火曜日。今日も暑かった…。外に出ると身体が溶けそうだ。太陽の下に居るだけでエネルギーを吸い取られていく様な錯覚に陥る。
 昨日クロスフィルターの事を書いたので、今日は NDフィルターのお話をば。(下の写真は iPhoneで撮ったので露出オーバーで手が不気味な色になった(怖))

 NDフィルターとは、要するにカメラのサングラスである。今ワタクシが愛用している様な f1.7等の非常に明るいレンズは、暗い場所では重宝するのだが、炎天下の外での撮影では必要以上に絞らざるを得ず、すると被写界深度の深い遠近感が少ない平べったい絵になってしまいがちなのだ。そこでレンズにサングラスをかけて絞りを開き目に設定し、炎天下でもボケ味の多い写真を撮る事ができる様にする為に使用する訳だ。
 そりゃそうと、どうでも良い事かもしれないが GH4の黒ボディに Leicaの銀レンズの組み合わせは、やはり逆パンダっぽくて全然似合わず、15mm/f1.7に付属していたライカ純正の外側に開いたレンズフードを装着すると余計に格好悪くなるので、ワタクシはエツミ社のインナータイプのレンズフードを装着して使っているのだが、NDフィルターを付けると内側が全く見えなくなるのでレーザー砲みたいで結構格好良い事に気付いた。

 このフードは本来 Lumixの 20mmパンケーキ用なので、15mmだと四隅がケラれるかと思ったのだが、ぎりぎりケラれないので、逆光時等、斜めに入ってくる強い光を防ぐ目的でも重宝している。
 因みにワタクシが買った NDフィルターは ND4と言って、光量を1/4にできるタイプ。つまり2段分絞った形になる訳だ。実際に撮ってみるとピーカン下でも絞り開放にでき、良い感じのボケ味を楽しめた。
 遠くにフォーカスを合わせると手前がボケ、手前にフォーカスを合わせると後ろが綺麗にボケる。当たり前だが、明るいレンズで炎天下でコレを表現するのはシャッター速度にも限界があるので意外と難しいのだ。(クリックして拡大すると判りやすい)


 以下は Aモードで f1.8に設定。手前の木にもキレがある。


 色味もナチュラルで殆ど変化が無いので良い感じである。ワタクシの様に明るい単焦点レンズが大好きで常時付けっぱなしにしている方は必須かも。何よりF値シャッタースピードとISOの組み合わせで自由度が増すのが良い。
←購入時はレンズ径に注意!