中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

69Studioでリハ

 木曜日、上海は晴れ、気温は31度。相変わらず風が強くて雲が速い一日。
 以前も書いたが、ワタクシ的な今年の目標というかスローガン的なモノとして『忙しい時こそ自分の時間を大切に…』というのがあって、イライラして余裕が無い時こそ『ちゃんと音を出す』時間を作る事にしている。そんな訳で非常にタイミングの良い事に次のライブも決まっているので、本日も仕事を終えてからリハーサルである。18時過ぎに会社を出て13号線の金沙江路に向かった。
 华东师范大学の横を通り過ぎて路地の奥にある非常に小さな 69Studioへ。

 今回は老寸が居ないので、一部シーケンスを使う予定ゆえ、ナニゲにセッティングが大変。Macに向かって「え?何で音が出ないの?」と悩むリーダー(笑)

 やっと音が出たので、一通り今までの曲を演った後は、新曲にガッツリと取り組む。今回の新曲がまたとても良い曲で、Ken君の才能をホント感じる。やっぱ彼は凄いよ。今の自分を取り巻く環境や世の中に対する不満やら愛情やら、言葉に表せないヤリ場の無い『嘆き』みたいな『混沌』の感情が上手く曲に出来てると思う。今回はとても静かで、決して『怒り』ではなくて『諦め』というか、チョット斜に構えて、気取って頑張ってヤリ過ごそうとしてる感?っていうのかな。傷ついてるんだけど、平気なフリしてる…みたいな。上手く言えないけど。この新曲を演奏しているとそんな気分になる。今回は英詞なので直接詩を聞いて感じた訳じゃないのに、曲だけでこんな風な気分になるんだからホント凄いと思う。
 ちょうど、ワタクシ自身も今ちょっとした混沌の中に居るから尚更ココロに刺さるのかもね。でもこの曲好きだわマジで。次のライブで発表できるのが楽しみだ。

 リハ終了後は皆でお食事会。近場で面なんか食べてみた。スイーツの店だったのであまり期待していなかったのだが、結構美味しくてビックリ。

 次のライブは 7月29日、上海 MAOで行う。コレを最後に Nicole Buckerとしての上海での活動は長期休止期間に入るので、まぁ平たく言えばコレが最後のライブだわな。残念だが楽しんで燃え尽きようと思う。乞うご期待!
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