中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

小ホールにてイベント

 土曜日、上海は雨のち曇り。気温は 9度。相変わらず冴えない天気である。
 本日はバンダイナムコ上海ベースの小ホール『未来劇場』にて日本から招聘した某舞台俳優さんのファンミーティングのオシゴトである。 例によって朝 8時過ぎにはオフィスに到着し、機材類をエレベーターに詰め込んでしたのホールまで降ろす。しかしイツモは大ホールなので B1までシームレスに行けるのだが、小ホールは 2Fで、しかも現在一部の足場を工事している関係で、台車から一度降ろさないと運べないのだ。実に面倒臭い。重い荷物は腰を気を付けなきゃイケナイので細心の注意を払って無事に運び込み完了。
 その後はサクっとセッティングである。今日は椅子を出すのだが一番後ろの方まで椅子が来るため我々の作業エリアは端っこの後ろ側である。
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 今回はウチ主催なのだが、優秀な部下達が自ら進んで先読みしてヤってくれるので最近は超楽チンである。ワタクシのミッションはテック系のみで、映像周り(含プロンプ)と音のポン出しのバックアップ(確認)と、後は台本を監視しつつ MCさんのイヤモニへのトークバックシステム構築&指示のみである。
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 そして本番開始。今日は 2部構成なので、まずは午後一からお昼の部の公演である。 本番は特に大きな事故無く恙なく終了。
  1部と 2部の間の休憩時間に、先程飛んでしまった照明の交換をする為にサスバトンを降ろす事になった。会場の顔見知りの照明の女の子がトツゼン改まって私にスケジュールの確認をするから何かと思ったら「すみませ〜ん! 今 10分だけ下さい!」と言ってサクっと一気にやってしまうヤオちゃんが超絶格好良かった。一つくらい飛んでても大きな影響は無いから別に今日じゃ無くて良いのに、気になった事は直ぐにシッカリ対応してくれる所が有り難い。ココのスタッフはホント出来る子が多いからイツモ感心する。しかも一応スケジュールは知ってても、ちゃんと直前に確認してくれるから安心感が全然違う。この業界、リハやゲネなんてスケジュール通り行かないのが当たり前だものね。日本では『当たり前』の事でも中国でこういう風に確認してくれる現場なんて皆無に等しいのが現状なのだ。例えリハ中でも、業者の都合で『勝手に』破壊に近い様な事を平気で行う業者も少なくないからサ(苦笑) そういう意味でもこのホールはホント素晴らしいと思う。
 いやぁ…照明屋さんって女の子でもホント何でもやらなきゃイケナイから大変だわな。毎回頭が上がらない。クールに素手で作業してるから「コレって死ぬほど熱いんじゃ無いの?」と聞いたら「フツーは火傷しますが、この玉はさっきから切れてましたから」だとさ。ナルホドそりゃそうだ(苦笑)自分のアフォな質問っぷりに我ながら失笑してしまった。
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 そして第二部も恙なく終了。お陰様でお客様は大入り満員。メデタシメデタシ。
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 そして怒濤のバラしの後は楽しい打ち上げである。本日もコレ(白酒)をば。
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 52度で美味しく頂きましたとさ。
 何だかバタバタで疲れたが、まぁ事故無く無事に終了して良かった。
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