中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

ルシアン・ルーレット

 月曜日、関東地方は快晴、気温は 18度。上着がないと肌寒い一日。

 朝 7時半に自然起床。午前中は家で仕事して、11時には家を出て命の恩院『がん研・有明病院』に向かった。今回も無理言って帰国のタイミングに合わせて転移の検査を入れてもらったのだ。
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 毎回、来るたびにこの佇まいを見上げて、感謝と今戦ってる人への想いとで、複雑な気持ちになる。きっとワタクシも最期はココなのかもな…とかね。
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 ま、ココで死ねるなら良いけどな。お隣りの棒国でクタバる可能性の方が高いしw

 今日は無理やり予約を入れてもらったので諸々イレギュラー対応で時間もバラバラ。ま、有給休暇取ってるので全く問題ない。診てくれるだけ感謝しなきゃ!
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 しっかし病院には病院にしかない『空気感』が有るから不思議。そして、当たり前だが日本の病院は『静か』である。ホント感動するわ。(中国の病院はとにかく医者も看護師も患者もフツーの声で喋りまくってるからうるさいの何のって…)
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 血液検査と造影CTを終えた後、カナリ長い間、診察待ちである。何せ割り込み対応なので一番最後なのだよ。

 午後4時半過ぎ、ようやく呼ばれたので診察室へ。以前の担当医はワタクシが新型肺炎の影響で3年くらい帰国できなかった時に退職されたらしく、今は新しい先生なのだが、今度の先生はホントに忙しそう?というか前回伺った時から『なんでお前みたいな奴を特別扱いしなきゃならないんだよ!』という態度丸出しでエラく冷たいので、中々コチラもツラいトコである。

 何せこの病院は日本国中から重症患者が並んでて、何ヶ月も待ってようやく検査を受けられ、そこから数週間待ってようやく診察にありつける?というのが通常なのだ(他の患者さんは皆そうしているワケさ)なのにワタクシは海外に住んでて帰国の目処が全く立たないから…という理由だけで、こうして簡単に1ヶ月前に電話一本入れて、当日に検査して診察まで割り込まれちゃ、そりゃ病院側としてもタマったもんじゃないだろう。
 勿論そりゃワタクシだって解ってるんだけどサ、以前の担当医(ワタクシの執刀医)がとても良い人だったので、善意で無理を聞いてくれていたのだよ。でも確かに途中から引き継いだ先生は、そりゃ面白くないだろう。

 てなわけで、新しい先生はワタクシに対しては毎度カナリの『塩対応』で、まず『お説教』から始まるので、暫く我慢してお話を伺う。

 でもイライラしつつも、ちゃんと画像はシッカリと診てくれて、取り敢えずワタクシが最近抱えてる不安な部分もシッカリ聞いてくれた。まだ画像担当からの正式な所見が来ていない(そりゃそうだ、さっき受けたばかりだからね)らしいので、100%の返答は出来ないが、診た所、何処にも転移はいていない!との事。

 いやぁ…取り敢えず良かったよ。

 次は半年後なのだが「今後は正規のルートでシッカリ検査予約を入れて全ての検査結果が揃ってから改めて診察を入れて下さい!」と何度も釘を刺されたので「いや、別にズルして予約入れなかったワケじゃ無いんだけどなぁ…」とココロの中でボヤきつつも、イラン事を言ってこれ以上心象を悪くするのは得策じゃ無いし、大人しく?詫びを入れて予約カウンターに行って手続きをしたのはいうまでもない。

 すると、なんと!来年の四月もCTの予約がいっぱいで入れられないじゃないか!なるほどねぇ。。。他の患者さんはこんな状態で待たされてるワケか。そりゃ先生から見たらズルして割り込んでる風に感じるのも致し方ない。

 色々調整して予約を入れたが、次の検査は2週間くらい滞在しなきゃダメそうだわ。とほほ。ま、仕方ないね!

 病院を出たらすっかり夕暮れ。
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 ま、でも取り敢えずルシアン・ルーレットの弾は今回も空振りだったらしくホッとしたわ。

 フト携帯を見たら仕事のメールが山盛りだったので帰りは携帯のバッテリーが無くなるまでずーっと仕事。

 あまりに集中してたので、大崎で湘南新宿ラインを反対方向に乗ってしまったことに 30分くらい気付かなかった。我ながらアフォだ。

 結局 2時間以上かけて帰宅し、寝るまでオシゴト。

 午前 1時就寝。
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