中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

nVidia純正 GeForce RTX 4080 が来た

 土曜日、広州は快晴、気温は 23度。非常に心地よい秋晴れ。

 朝 6時半に自然起床。相変わらず休みでもフツーに目覚めてしまう融通が利かない老体。
 午前中は好きな音楽を大きめにかけながら部屋の掃除をしたりして過ごし、午前 10時過ぎに宅配が届いたので早速開封。一昨日の昼、会議が始まる直前になんとなく指が滑って!? ポチってしまった商品が本日届いた。

 箱でかっ! 重っ!
 どうやら本国から直送されてきたまま一度も開封されずに同じ箱のままフツーに送付してくれたらしい。下手に開封検品されるより寧ろこの方が嬉しいわ。

 この段ボール。箱に切れ目が全然なかったので開けるのに一瞬悩んだ。よくみたら「ぺりぺりっ」引っ張って開封するジッパー加工だった。中々芸が細かいじゃないか。
 そしてベリベリっと綺麗にコの字上に剥がしたら、宝箱の様にがばっと開いた。

 えーっ!この段ボール、この商品の専用設計になってるらしい。左右の『押さえ』部分が左右に綺麗に同じ角度で開く仕組みらしい(驚)一々金掛かってるわ~。

 そしてようやく本体を梱包している化粧箱が出て来た。

 どうやって開けるのかと思ったらココもまた凝っていて左右のシールをはがして「がばっ」と開くらしい。一旦途中までシール剥がしちゃったけどもう一度戻して写真撮ってみたりw

 そしてユックリ開いてみると、じゃーん! 本体が現れた。なんだろ? この言いようもない嬉しさ?(笑) 包装が凝ってると気分がアガるから不思議w

 っつーか、この『日本の漫画風』な放射状に広がるデザインはどうなのよ? かなり微妙w ココまで包装とか凝ってるなら、Appleみたいにシンプルにすればよかったのにね。なんか漫画みたいで思わず失笑してしまった。このデザインは無いなぁw

 そして慎重にボードを取り出してみたら。。。重っ!!! デカっ! なんじゃこりゃ? 想像以上に大きくてびっくり。

 ノートPCより重たい。これ多分 2kg以上あると思われる。 をいをい!グラボだぜ? PCの PCI-Expressスロットに差して使うんだぜ? こんなに重くてマザボのコネクター部分とか耐えられるのかねぇ…。マジちょっと心配になる程の重さである。
 とりあえず居間から作業部屋に運び込んで、改めて上下左右ひっくり返しつつ、まじまじと観察。いやぁ…恰好良いなぁ…惚れ惚れするわ。やっぱデザインって重要だよね。(PCの中に入れちゃえば見えない?から他社製の無骨な 3ファンのでも良かったのだが、このデザインに惚れたので、コレばっかりはどうしても nVidia純正のが欲しかったのだよ。(ちょっとした個人的なコダワリ? 所有欲? あはは)

 縦にすると、3スロット『フル』で使う事が良く判る。排熱ダクトもカナリ大きい。

 ラックマウントのサーバーや、ラックマウントのアウトボード類と同様、ココの L字金具の部分で全ての重さを支えるので、コレだけ重いボードだと 3スロット分の幅が有るのは縦方向に踏ん張ってくれるから安心感がある。

 とりあえず今まで使っていた古いグラボを引っこ抜いて並べてみた。以前のは ASUS製の RTX 3070である。約 1年とちょっと前に中古で買ったものだ。長さは 30cmくらいで変わらないが、やはり 2スロットなので薄いし、何より『軽い!』 きっとヒートシンクの加工や材質の違いだろう。全然重さが違った。

 早速取り付けを始めたのだが、ココで問題発生。なんと 4080は恐ろしく電源を喰うらしく、12Vの追加電源が 3ポートも必要なのだよ。普通のグラボは 2ポートで良いので、このPCを作る際、一番下の電源ユニットから 2ポート分の電源しか引っ張って無かったのだ。なので、電源ケーブルを追加しなければならない。つまり裏側で綺麗に配線してナイロンバンドで纏めていた配線を一度外さないと電源ユニットが外れないのよね。 地味にちょー面倒ぢゃないか!

 はやる気持ちを抑えつつ、最低限の移動でPSU(電源ユニット)をひっくり返して、コネクタ部分を出して無事に一本追加。

 この PSUは 1,250Wもの巨大容量を誇るので容量は問題ない。デカいの買っておいて良かったよ。

 なんとか組み付けて動作確認。いやぁ…当たり前だが『ちゃんと』動きましたよ!(嬉) 色々とベンチマークを採ってみたら、全体的に今まで使っていた RTX 3070の約 2倍くらいの性能が出ていた。いやはや…すんばらスィ~! 超絶素敵である。

 実は今、業務で担当している PJが複数あるのだが、どれも開発データが異常に重くて、やたら GPUを喰うため 3070ですらカクつく事があって毎回イライラしていたのだよ。故に今回思い切って 4080にアップグレードしたワケさ。 通常の FHDだったらまだ良いのだが、ワタクシの自宅PCは 4Kディスプレイが繋がっているので、やはり 4Kだと全画面はキツいのだ。。。。
 今は開発も終盤でアップ前ゆえ、ただでさえ時間がなくてイライラしているので、つまんない事で余計にイライラするのも精神衛生上よろしくないしねw

 それと、実はもう一つ大きな理由が有って、上海の自宅で息子に与えてる PCに実装しているグラボが古すぎて Direct Xの 12に対応してないのだよ。故にイマドキのゲームが遊べないらしく、ちょっと可哀そうだったので、今までココで使っていた RTX 3070を息子に譲ろうと思っていた…というのも理由の一つだな。(ウチの息子は(親の願いとは裏腹に!?)音楽には興味ないクセに、PCには興味があるっぽいので、ま、若い頃に道具を与えて色々と弄繰り回すのは決して悪い事じゃないしね。)

 そんなワケで、組付け完成後は一通り各種ベンチマークを通してニンマリした後、仕事で使ってる全 PJを UEで起動して実験。今まで 4Kだとカクついていた物が全くカクつかず快適そのものになった。いやぁ…地味にちょー嬉P!!!

 そして折角なので、40シリーズしか対応していない『DLSS‐3』も試してみようと思って、随分前に買ったままタマにしか遊んでいなかった『CyberPunk 2077』を久々に起動し、パラメーターを変えてベンチを採ってみた。
 すると。。。なななんと! クソ重たいシーンでも 4Kフルで 60fps以上出ましたよ(驚)ヲイヲイまじか! すげーな(嬉)  VRAMが 24G有る上位機種の 4090ならいざ知らず、この 4080は VRAMが 16Gしかないので 4Kだと 60fpsはカナリ厳しい筈なんだけど、まさにこれ「こそ」が昨今の nVidiaが得意な AI補完の真骨頂?なのかもしれない。色々効いているのだろう。

 この設定のまま暫く遊んでみたら、没入感が全然違ってチョー感動したw いやぁやっぱり 4Kディスプレイは FHDをスケーリングして使ってる様じゃダメだね。ネイティブ 4Kでこそ真価を発揮する…という事を改めて実感したよ。文字の滲みとかキャラクターの肌の質感とかまで今まで気にしてなかってけど、一度コレを見てしまうと元の世界には戻れないな。っつーか 「Cyber Punk 2077って、あんなに巨大なマップなのに、こんなに細かい部分まで作り込んでたんだ!」って初めて知って感動すらしたよ。
(ウチの 4Kディスプレイは廉価版なので 60Hzまでしか表示できないので、今度奮発して 144Hz対応の 4Kディスプレイを買ってしまいそうな勢いであるw どんだけ~?)

 ただし発熱もスンゴくて、PCの背中からセラミックヒーター?よろしく熱風を吐きまくるから笑ってしまった。そりゃ消費電力がグラボだけで 300Wくらい有るから、まんまヒーターだわな。 でもこれからの季節丁度良いわ。暖房要らないかも。

 そんなワクワクの土曜日。久々に仕事の事を忘れて趣味に没頭できてよかった。グラボの性能がこんだけ高けりゃマイニングとかでも稼げたり?とか良からぬ事を考えてみたり? 楽すぃ~。
 正直、実際に買うまでは『PC本体より高価なグラボってどーなのよ?』って感じで、値段とニラメッコしてややドン引きだったのだが、やっぱり良いものは良いね。新しい技術を知るのは、実際に手にして自由に弄くり回してみるのが一番早いのだよ。実際に使ってみないと判らない事が沢山あるしね。どーせ仕事でも使うので『自分への投資』って考えれば安いもんだw

 午前 1時半就寝。
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