中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

『PANDA 1/2』Live at MAO Livehouse Shanghai

 今日はPANDA 1/2のライブ本番だった。上海でのライブはこれで2回目である。1回目のライブは去年はクリスマスイブに育音堂にて行ったのだが(去年の日記→http://hayap24bit.exblog.jp/9503955/)、今回出演する『MAO』はライブハウスというより、ちょっとしたホールであった。噂によると先日『くるり』がココで演ったらしい。会場の雰囲気は渋谷のClub QUATTROみたいな感じ?大きさの記憶が定かでは無いがクワトロより一回り広いと思う。音響もしっかりしているので非常に演りやすい。

 前回はインディーズでのデビュー直後でのライブ、今回はメジャーデビュー直後でのライブである。実は『PANDA 1/2』はビクターエンタテインメントより8/25にデビューシングルをリリースしたばかりなのだ。
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A023233.html
 プロデューサー『James Panda Jr.』とは結構古い知り合いなので、縁あって両方ともドラマーとしてライブサポートをする事になったのだが、毎回思うのは、国を跨ぐプロジェクトは一見簡単に見えても実は結構タイヘンだ…という事だ。色々な壁があるし、中国ではtwitterやらustreamやらもオフィシャルには禁止されている状況なので(裏技を使わなければできないので)連絡もリアルタイム性に欠ける。
 それに彼ら日本で活動する側からすれば滞在時間は限られているので、機材トラブルやら天候トラブルが発生すると臨機応変な対応が求められるワケで…まぁ要するに見えない苦労も沢山あるワケだな、彼は決して表には見せないけど(笑) 

 写真はリハを終えて本番前に軽く腹ごしらえするプロデューサー。彼はヴォーカル『M!NAM!』の膝の上で美味そうに小龍包を食べていた。

 今回のライブは数バンドの対バン形式だったのだが、日本人のバンドは我々のみ。つまりお客さんは9割以上が中国人である。それでも400人くらい来てたかな?結構な数のお客さんでテンションも上がる。

 本番はカナリ盛り上がった。残念ながらステージの上なので本番中の写真は無いが、後日入手したら諸々許可を確認して掲載できるものがあれば載せたいと思う。
 しかし中国のお客さんは正直である。みんな笑顔だったのが非常に印象的であった。個人的には細かい機材トラブルや、リハ不足による演奏のミスが気になったりもしたが、まぁ全体的には良かったんじゃないかな? ライブ終了後、来てくれたお客さんに意見を聞いてみたら結構評判が良かったので。ヨシとしよう!(笑)


>本日ご来場の皆様へ。
 遅い時間からのスタートだったにも関わらずご来場頂き、本当にありがとうございました。お陰さまで非常に楽しいヒトトキを皆と共有できました! PANDA 1/2はこれからも日中を跨いで疾走して行くと思いますので、是非とも応援して上げて下さい!